スポンサードリンク

天頂の囲碁(ZEN)は名人戦第4局をどのように形勢判断していたのか

第4局における天頂の囲碁の形勢判断はかなり間違っていた

名人戦第4局のニコニコ生放送でも天頂の囲碁(ZEN)の評価値が出ていた。
今回は『手を読んでいたか』ではなく、『どのように形勢判断していたか』に注目してみよう。

アンチコンピュータ囲碁協会会長(以下会長と表記)
『まずは71手目、井山名人が三々に入った場面を見てみよう

%e5%90%8d%e4%ba%ba%e6%88%a6%e7%ac%ac4%e5%b1%8091%e6%89%8b%e7%9b%ae

天頂の囲碁は実際に打った手(3.3)を第2候補に上げているけど、評価値は36とかなり低い。
検討室の評判だと、この三々によって井山名人の追い上げムードになった。
この時点で評価値36は形勢を正しく評価しているとは言えないね』

囲碁担当B『現地控室では黒109と上辺を出たあたりで黒がやや打ちやすいという声が出始めました。
ちょうどこのあたりです

%e5%90%8d%e4%ba%ba%e6%88%a6%e7%ac%ac4%e5%b1%80110%e6%89%8b%e7%9b%ae

しかしZENは最善の手を打っても黒の評価値は41と低評価。この形勢判断はかなり怪しいです』

会長『結局、ZENは黒の評価値を50以上にするまでかなりの手数が必要だった。
次に黒135と切るぞという局面になって初めて黒の評価値が50を超えたのはかなり疑問。
プロ棋士たちはかなり前から黒優勢だとわかっていたのだから。

%e5%90%8d%e4%ba%ba%e6%88%a6%e7%ac%ac4%e5%b1%80174%e6%89%8b%e7%9b%ae

これでは遅すぎるな。ZENになにか誤算があったに違いない。
形勢判断は囲碁AIの根本だ。この精度の低さではトッププロとは戦えないね。
明日からの第5戦はZENにもっと頑張ってほしい』

スポンサードリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ