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第64回NHK杯1回戦第8局-小林覚九段vs彦坂直人九段

5月22日に第64回NHK杯の1回戦第8局が放送されました。

黒番は小林覚九段(57歳)。

引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000045.htm

長野県出身。木谷實門下。

棋風は手厚い本格派。

「小林覚といえばコレ!」というイメージはないけれど

全盛期の趙治勲さんから棋聖を取ったり、
碁聖のタイトルや、NHK杯の優勝など華々しい成績を残しています。

また、

クセのない棋風に加えて多くの書籍を出しているので
アマチュアが勉強するのに適した棋士でもあります。

小林覚九段の書籍一覧(Amazon)



白番は彦坂直人九段(54歳)。

引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000097.htm

愛知県出身。日本棋院中部総本部所属。

ちょっと古めの刑事ドラマに出てきそうな風貌。

棋聖、本因坊、名人それぞれのリーグ入り経験もあり
1998年には十段のタイトルを獲得しています。

羽根直樹九段、伊田篤史八段などの活躍を牽引する
中部総本部の主力棋士です。

また、NHKの囲碁講座2016年3月号
インタビュー記事が掲載されていて

序章の「彦坂直人九段が棋士人生で唯一緊張した瞬間」は
NHKのサイト→http://textview.jp/post/hobby/24390
でも読むことができます。

対局の内容

お互いに二連星の構えで始まりました。

下辺の白24から戦いになります。

白は右下隅の黒を取り込みますが全局的には黒地が多く
中央の白一団も若干の負担になり、難しい局面に…。

その後、黒が手厚く攻める展開になり
163手で黒番の小林覚九段の中押し勝ちになりました。

勝利した小林覚九段は、
次の対局で井山裕太九段とあたります。

■黒:小林覚 ■白:彦坂直人
■結果:黒中押し勝ち

 

 


来週(5月29日)の放送は
趙治勲九段と志田達哉七段の対局です。

※※※トーナメント表※※※

Aブロック
nhk-a1
nhk-a2-160504

Bブロック
nhk-b1-160517
nhk-b2-160523



参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)

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