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アンチコンピューター囲碁協会設立!

 コンピュータ囲碁ソフトに勝つことを目的とした団体「アンチコンピューター囲碁協会」 (The Anti Computer Go Anassociation)(略称ACGA)が設立された。

ACGA会長(以下会長と表記)は以下のように語る。

会長:AlphaGoがヨーロッパチャンピオンのプロに勝ったのは衝撃的でした。

棋譜の内容も今までのAI(人工知能)とは段違いです。

3月には李セドル九段との対戦が決まりました。もしAlphaGoが勝つことになれば囲碁で人間がコンピューターに屈したことになるでしょう。

そうなれば『囲碁は複雑だからコンピューターにはあ理解できない』などとは口が裂けても言えません。

オセロやチェッカー、チェスやブリッジなどはコンピューターの軍門に下ってしまいました。

将棋も時間の問題でしょう。

もし今回はセドル九段が勝ったとしてもコンピューターの成長は著しく、負けるのは時間の問題かもしれません。

その悲しい未来を少しでも先延ばししようというのが「アンチコンピューター囲碁協会」の目標です。

1997年5月6日に行われた対局でチェスのカスバロフが序盤で見慣れぬ手を指すことにより、序盤の定跡データベースを無効化する作戦を採用しました。

将棋では電王戦FINAL第5局で阿久津主税八段が△2八角戦法を採用し、AWAKE(巨瀬亮一)相手にわずか21手で勝利しました。

正攻法で負けそうになった場合、コンピューターの弱点を衝いて勝とうという試みは当然で全く恥ずかしいものではありません。

備えあれば憂いなしと言うように、アンチコンピューター囲碁協会では実力で勝つのはあきらめ、真っ先にコンピューターの弱点を調べます。

従来の囲碁AIは攻め合いやコウ、シチョウなどが苦手とされていました。

AlphaGoがこのような弱点を克服しているかを調査したいと思います。

もしこれらの弱点を克服していたら「マネ碁」や初手で天元や7の七など、見慣れぬ手を打ってみるのもいいかもしれません。

ここでは言えませんがある有力な作戦もさっそく出来上がっています。

AlphaGo VS 李セドル九段 戦では、アンチコンピューター戦略を交えた解説をしようと思っているのでお楽しみにしてください。

近々、アンチコンピューター囲碁協会によるAlphaGo VS 樊麾(Fan Hui)の棋譜解説を掲載する予定です。

お楽しみに!

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