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第64回NHK杯1回戦第16局-趙善津九段vs芝野虎丸二段

7月17日に第64回NHK杯の1回戦第16局が放送されました。

黒番は趙善津九段(46歳)。

引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000187.htm

韓国出身。日本棋院東京本院所属。

1982年(12歳)に来日して、1984年に入段しました。

1999年には、

趙善津九段が日本で棋士になるキッカケにもなった
趙治勲九段と本因坊戦で対決し

本因坊10連覇中の趙治勲九段を4-2で倒しました。

翌年の挑戦手合で王銘エン九段に負けてしまいましたが
趙治勲九段の一強時代に終止符を打った棋士の一人です。



白番は芝野虎丸二段(16歳)。

引用:https://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000459.html

神奈川県出身。日本棋院東京本院所属。

平成26年の夏季入段。
洪清泉三段が主催する洪道場の出身です。

洪道場からは

一力遼、平田智也、藤沢里菜など
芝野二段も含め、将来有望な棋士が多く輩出されています。

平成27年には勝率第1位賞を獲得し二段に昇段しています。

その他にも
グロービス杯のベスト8や天元戦の本戦進出など
大いに活躍しています。

対局の内容

黒は序盤早々にナダレていきましたが、
大ナダレを避けたのか、黒11・13と手堅く構えます。

白14のワリウチに黒15と右側からツメて
左上で戦いが始まりました。

左上隅の黒は、黒43のサガリではまだ生きていません。
白から1の一に打たれるとマガリ四目になってしまいます。

そこで、黒は隅に手入れをして
白は中央に手厚く一手入れました。

左下黒61のカカリから、またまた戦いが始まります。

先手を取った黒が右辺にまわり

右辺の黒地がどれくらいになるか、
白はどのように荒らすかが焦点になりました。

白は104のツケから様子を見て、
荒らす手掛かりを作りっています。

白は右上隅にコウを残し、
白116で右辺を荒らしにいきました。

その後も難しい戦いは続き、
302手で終局し白番の芝野二段の2目半勝ちになりました。

勝利した芝野虎丸二段は、
次の対局で黄翊祖八段とあたります。

■黒:趙善津 ■白:芝野虎丸
■結果:白2目半勝ち

 

 


来週(7月24日)の放送は
溝上知親九段と金秀俊八段の対局です。

※※※トーナメント表※※※

Aブロック
nhk-a1-160620
nhk-a2-160711

Bブロック
nhk-b1-160704
nhk-b2-160718



参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)

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