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第64回NHK杯3回戦第8局-結城聡九段vs村川大介八段
1月29日に第64回NHK杯の3回戦第8局が放送されました。
黒番は結城聡九段(44歳)。
引用:http://kansaikiin.jp/kisi_prof/yukisatoshi.html
兵庫県出身。関西棋院所属。
1回戦はシード、2回戦では趙治勲九段に勝利しています。
→第64回NHK杯2回戦第14局-趙治勲九段vs結城聡九段
白番は村川大介八段(26歳)。
引用:http://kansaikiin.jp/kisi_prof/murakawadaisuke.html
兵庫県出身。関西棋院所属。
1回戦はシード、2回戦では溝上知親九段に勝利しています。
→第64回NHK杯2回戦第9局-溝上知親九段vs村川大介八段
対局の内容
■黒:結城聡 ■白:村川大介
■結果:黒中押し勝ち
立ち上がりから、各所にカカリ合い急戦模様。
白10のトビに右辺を受けると、右上の三々に入られて利かされです。
なので黒は11・13・15から白を分断して戦いが始まりました。
お互いに考慮時間を使いながら、慎重に形を作っていきます。
白52まで一段落。
黒は2子を捨てることで、下辺のコウを狙いやすくなりました。
さらに黒53を打ちますが、白はコウの心配があるので出切りが打ちにくい形です。
白は下辺のコウを解消し、黒は中央を連打し黒67まで白を封鎖しました。
封鎖された白は手を抜いて上辺に先着。
黒は69・71を利かせるので、右上隅と右下隅が強化されました。
さらに黒77に打ち込んで戦いに持ち込み、外勢を活かす作戦です。
戦いは上辺から左辺に展開し、各所で黒が主導権を握りながら攻めていきます。
黒は91・107の2子を助けず左上隅の黒127にまわり、形勢有利の主張だと解説の清成九段。
その後も難戦が続きましたが、最後は上辺の白石が三目中手で取られてしまい村川八段の投了です。
勝利した結城聡九段は、次の対局で張栩九段とあたります。
次の放送は2月5日、井山裕太九段と河野臨九段の対局です。
※※※トーナメント表※※※
Aブロック
Bブロック
参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)
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