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第65回NHK杯1回戦第5局-瀬戸大樹八段vs平田智也七段
4月30日に第65回NHK杯1回戦第5局が放送されました。
黒番は平田智也七段(23歳)。
引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000429.htm
広島県出身。日本棋院東京本院所属。
2009年夏季入段。
一力遼七段や藤沢里菜三段などと同じく洪道場の出身。
第10回中野杯や第40期新人王戦での準優勝、第41期名人戦リーグ入りなど順調に好成績を残しています。
白番は瀬戸大樹八段(33歳)。
引用:http://kansaikiin.jp/kisi_prof/setotaiki.html
三重県出身。関西棋院所属。
イケメン。
バランスのとれた本格派の棋風。
●成績
第1回中野杯や産経プロアマトーナメントでの優勝
棋聖戦・本因坊戦のリーグ入りや残留など
●ツイッターのアカウント
→https://twitter.com/taiki_kansai
対局の内容
■黒:平田智也 ■白:瀬戸大樹
■結果:白中押し勝ち
白6のニ間ガカリは呉清源九段が推奨している手です。
瀬戸八段は一時期、呉清源九段のもとで学んでいました。
右上は黒19に対して昔はハネが主流でしたが、いまは単に三々に入る手が殆どです。
黒が左辺を構えて碁形が決まってきました。
白は26から30を利かして、下辺にまわります。
黒は33と力を溜めて、黒35のツケから仕掛けていきました。
黒37から41までは、こうなる所。
続いて黒43・45で白を攻めます。
黒61まで一段落。
無難なワカレになりました。
続いて白が左上隅を守り、黒が上辺に打ち込みます。
黒79まで白3子を制し、残るは中央の戦いです。
白80から黒模様を制限します。
黒93は黒2子の逃げ出しを見た手で、白は94・96と守ります。
白108まで、中央はどちらも大きな地のできない場所になりました。
その後は右上のコウを争いながらもヨセに突入です。
形勢は白が優勢。
ヨセの局面が長く続きましたが逆転には至らず220手で平田智也七段が投了。
白番の瀬戸大樹八段の中押し勝ちとなりました。
勝利した瀬戸大樹八段は、次の対局で河野臨九段とあたります。
次の放送は5月7日、山城宏九段と向井千瑛五段の対局です。
※※※トーナメント表※※※
Aブロック
Bブロック
参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)
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