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第65回NHK杯1回戦第18局-秋山次郎九段vs洪清泉三段
7月30日に第65回NHK杯1回戦第18局が放送されました。
黒番は秋山次郎九段(39歳)。
引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000315.htm
東京都出身。日本棋院東京本院所属。
緑星囲碁学園出身。
同年代の山下敬吾九段や溝上知親九段とは緑星囲碁学園時代から切磋琢磨した仲。
▼戦績
NEC俊英トーナメント優勝
第39期天元戦タイトル挑戦
棋聖戦リーグ入り
など
白番は洪清泉三段(35歳)。
引用:http://kansaikiin.jp/kisi_prof/honseisen.html
韓国出身。関西棋院所属。
韓国で活動後、日本に来てアマチュアとして活躍。
(その時はホンマルグンセムという名前)
来日後、アマチュア棋戦の鳳凰杯プロアマオープン、朝日アマ名人戦、アマチュア本因坊戦で優勝。
2009年に関西棋院のプロ棋士として入段。
さらに洪道場という囲碁教室を運営。
藤沢里菜三段、一力遼七段、芝野虎丸七段など今をときめく若手エースたちを数多く輩出しています。
対局の内容
■黒:秋山次郎 ■白:洪清泉
■結果:黒7目半勝ち
白4は黒に中国流などの構えられるのを防いだ意味があります。
右下隅の白10の下がりは珍しい手。
黒は11の切りで厳しくいきました。
白28まで一応は一段落。
黒29が大場かつ白にプレッシャーを掛ける好点になりました。
続いて白は30・32と派手に仕掛けていきます。
黒35に白36と切り難解な戦いに突入です。
お互いに手順を尽くし、白は58・60で中央の黒を分断しました。
黒は61・63から左下の白をイジメます。
左下は白84で一段落し、中央の競り合いが焦点になります。
白110まで、右辺側の戦いは無難に終わりました。
黒111は最大の大場。
白112に対して厳しく三々に入ります。
白が上辺にヒラいて、黒は左辺を広げました。
左下の白は眼の確保も兼ねて白112のトビ。
続いて黒は129から139まで上辺を地模様にします。
上辺は黒145まで大きくな黒地になりました。
白は152・154から中央の黒を狙いつつ左辺で仕掛けました。
黒167まで形が決まり残るはヨセです。
戦い含みの難しいヨセがしばらく続きましたが、白が損を重ね278手まで黒の7目半勝ちとなりました。
勝利した秋山次郎九段は、次の対局で黄翊祖八段とあたります。
次の放送は8月6日、河野臨九段と瀬戸大樹八段の対局です。
※※※トーナメント表※※※
Aブロック
Bブロック
参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)
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