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ついに人間を超えたのか?人工知能囲碁の歴史を追う
こんにちは、
最近の囲碁界でホットな話題といえば
囲碁の人工知能(AI)についてですよね。
天下のGoogleやFacebookが開発に参入しているとあって
一般の人たちも興味を持ってくれているみたいです。
そこで今回は、簡単にAI囲碁の歴史を振り返ってみます。
コンピュータ囲碁はじまる
囲碁のAIが研究され始めたのは1960年代のアメリカ。
その時には、ルールを覚えた入門者と同レベルか
それ以下の棋力だったみたいです。
そして1970年代になって、
石の生死とか繋がりを判定する方法が開発されて
15級くらいまで強くなりました。
コンピュータ囲碁大会開催
1984年には、初のコンピュータ囲碁大会USENIXが行われました。
しかも、持ち時間を2目で買えるとか斬新なルールを提案していた台湾の応昌期さんが、
2000年までに互先で名人に勝てば1億4000万円という賞金を掲げた。
そのおかげか、一般に囲碁ソフトが販売され始めました。
こんなところに影の立役者がいるんですね。
旧時代の囲碁アルゴリズム
初期の頃のコンピュータ囲碁の思考法は、人間の思考に近い手法でした。
まず盤面を評価して、そこから目的を決めて候補手を考える。
その時に定石とか手筋とかの知識を活用していたのがポイント。
それでお互いに最善手を打つと仮定して数手先の局面をよんで
良し悪しを評価して打つ手を決める。
これが、古いAI囲碁のアルゴリズムです。
この頃はアマチュア初段にもならないくらいの棋力で
「コンピュータがプロに勝てる日は来ない」なんて言われていました。
コンピュータの計算能力向上がもたらした大変革
2000年代の後半に、モンテカルロ木探索というアルゴリズムが開発されました。
ざっくりいうと、
「いくつかの候補手をあげたら、
その先のシミュレーションを大量に行って
一番勝率が良かった候補手に決める」
というゴリ押し感のある手法です。
しかし、そのおかげで一気に棋力アップして
アマチュア三~四段ほどに!
そもそも、理屈だけで最善手を決めるなんて
現実的ではなかったということなんでしょうね。
AI囲碁のブーム到来?
そこから一気に火がついたように
プロとコンピュータのエキシビション対局が積極的に行われ、
棋力もアマチュア六段レベルは充分にあると言われるほどまで進化しました。
さらに、ニコニコ生放送などでも様々なイベントが企画されて
一般の人たちにも認識されるようになってきました。
特に2014年の囲碁電王戦という企画は
大々的にプロモーションをしていたので大きな賑わいを見せました。
世界最強の奴らが参戦
それからも様々なイベントが行われましたが、
ついに2016年、Google(の子会社)が開発したアルファ碁が
プロ棋士に互先で勝利してしまいました。
コンピュータが大量のサンプルから勝手に勉強したり
対局をして試行錯誤しながら学習していく
ディープラーニングという技術が大躍進のポイントらしいです。
さて、
ざっくりと歴史を追ってみましたが、いかがでしたか?
個人的なイメージでは囲碁好きな人は
AIとかにもロマンを感じるタイプが多いんじゃないかなと思います。
GoogleだけじゃなくてFacebookも参入しているので
これからも話題につきませんね。
それでは、また!
この記事を書いた人
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この「囲碁インフォメーション」の運営者。
せっかくなので、囲碁界の一大メディアに育ててやろうと画策中。
イメージ的には「ナタリー」みたいなメディアにしたいようです。
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