スポンサードリンク
人工知能VS人間の戦い(囲碁編)
将棋に比べて囲碁はメチャクチャ短いです。
なぜかというと人工知能と人間がハンデ無しで戦うことがほとんどなかったからです。
それでは振り返ってみましょう。
2014年以前
人工知能が人間に囲碁で追いつくのは当分先(10年以上)だと思われていた。
トップのソフトでもトップ棋士に3子とか4子置かないと勝負にならなかったからである。
そんな定説はAlphaGoによって覆された。
2015年10月
グーグル社が買収した「DeepMind」がAlphaGoを開発。
中国系フランス人でヨーロッパチャンピオンのファン・フイ二段(この二段は中国のプロ段位)と対戦した。
その結果はAlphaGoの5戦5勝。
人工知能がプロ棋士に勝ったのはこれが初めてとなった。
~~トップ棋士との対戦~~
2016年3月
グーグルは李セドル九段を対戦相手に指名。
当時の世界ランキング3位の李九段は長年世界のトップとして君臨しており、世界1の呼び声が高い。
将棋の羽生善生四冠のように、世界1の棋士を問われれば真っ先に名前が挙がる存在である。
持ち時間は各2時間。
切れると1分の秒読みになる。
ただし1分単位で3回の考慮時間がある。
事前貸し出しはなし。
AlphaGoのハードに制限はなく、1202CPU、176GPUを活用する。
第1~3局はAlphaGoの勝利。
第4局で李九段は勝ったものの、第5局ではAlphaGoが勝利。
5番勝負は4勝1敗でAlphaGoが勝利した。
この五番勝負により、人工知能は人間のトップを打ち破り、人間VS人工知能の戦いは一段落しました。
これだけでは悲しいので、将棋と囲碁でなぜこのような差がついたかを考えてみたいと思います。
この記事を書いた人
-
このサイトの囲碁担当。
読みの速さと筋の良さは名人クラス。
この投稿者の最近の記事
- 2021.02.28棋戦ニュース大和ハウス杯第59期十段戦五番勝負の日程が決定!
- 2021.02.06NHK杯NHK杯解説者を囲碁VS将棋で比較してみた
- 2021.01.31棋戦ニュース《朗報》十段戦の存続が決定した!メチャうれしい!!
- 2019.07.19文化仲邑菫ちゃんはなぜ英才特別採用推薦棋士として入段できたのか~~女流棋士たちの歴史~~