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AlphaGovsファン・フイの5つの棋譜から判明した最新AIの弱点
これまで、AlphaGoとヨーロッパチャンピオンのファン・フイさんの
全5局の対局を1局ずつ解説してきました。
うんうん、見たよ。面白い解説だったね。
と思っているあなたは、最高!
え、なにそれ!?という、見逃したあなたは
リンクを貼っておくから、ちゃんと見てね!
第1局目解説
第2局目解説
第3局目解説
第4局目解説
第5局目解説
さて、この記事では
AlphaGoが唯一残しているこの5局から
私なりに推測したAlphaGoの弱点お話します。
まず、5局を同じ画面で眺めると新しい発見があります。
あなたも、まっさらな気持ちで全5局を見直してみてください。
1局目
■黒:ファン・フイ ■白:AlphaGO(アルファ碁)
■結果:白3目半勝ち
2局目
■黒:AlphaGO(アルファ碁) ■白:ファン・フイ
■結果:黒中押し勝ち
3局目
■黒:ファン・フイ ■白:AlphaGO(アルファ碁)
■結果:白中押し勝ち
4局目
■黒:AlphaGO(アルファ碁) ■白:ファン・フイ
■結果:黒中押し勝ち
5局目
■黒:ファン・フイ ■白:AlphaGO(アルファ碁)
■結果:白中押し勝ち
なにか、感じましたか?
―5局を通して判明した事実(のようなモノ)―
1:相手が同じ手を打てば自分は変えない
3局目と5局目の布石が全く同じだった。
このことからAlphaGOは相手の打ち方が同じなら自分は同じ手を打つということが予想される。
この意味は大きく、例えば1局目を黒番でに勝ったら、黒番の時は毎回勝てる(相手がプログラミングを修正してこなければ)
2:星が好き
アキ隅は基本的に星が多い。1局目の左下以外は全部星だ。小目は変化が多いから避けてるのかも。
3:この5局を見る限り、アマチュアトップまたは日本のプロ5段ぐらいの強さ。
負けてないので底は見えない。早碁では負けたらしいけど、棋譜が公開されていない。
メッチャ見たいけど、グーグルさんが都合が悪い情報を出してくれない。
まだまだ、謎に包まれた部分が多すぎるけど
やっつける糸口は見えてきたような気がする…
3月9日の李世ドル九段との対局では
更なるボロを出してくれることに期待したい。
この記事を書いた人
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このサイトの囲碁担当。
読みの速さと筋の良さは名人クラス。
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