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囲碁初心者が整地をスマートに行う2つのコツ
こんにちは、
最近はインターネットやゲームで囲碁を覚える人が多いですよね。
でも、ネット碁やソフトだと終局時の計算が自動で行われるので整地をやる機会がありません。
なので、整地に自信がないからリアル碁を打つのに躊躇してしまう…
という人が少なからずいるようです。
今回は、そんな人が
恥ずかしい思いをせずにササッと整地が出来るようになるコツを紹介します。
整地のコツ1『小学校の算数を思い出せ』
この図が何か分かりますか?
そう、平行四辺形の面積を求めるときの考え方です。
面積というのは、切ったり貼ったりしても総和が変わらないという法則です。
囲碁も同じで、
黒地同士、白地同士なら地(空点)を移動させてもOKということです。
ちなみに空点の移動ということは、逆に考えると石の移動ということです。
整地のコツ2『良く出る形を覚える』
整地というのは、地を数えるのを簡単にする活動です。
別に「いち、に、さん、よん…」と、1つずつ数えても良いのですが
それだと時間がかかるし、間違いやすいので
スマートにやろうぜというワケです。
そこで、すぐに数字が分かって間違いにくい形を考えると
ほぼほぼパターン化されてきます。
パターン1)2×5=10
パターン2)3×4-2=10
パターン3)3×7-1=20
パターン4)4×5=20
もちろん、これ以外にも
5×6=30、5×8=40
ちょっと変わりダネだと4×7+2=30
他にも、辺の星は「10」というのは覚えておくと便利です。
あとは、碁盤の端から端までは「19」とかも稀に使います(笑)
という具合で、コツ1を踏まえて
コツ2の形を作っていけば整地できます。
整地のコツ『実例』
最後に、実際にはこんな感じだよというのを見てもらって終わります。
この終局図を整地していきます。
まずは黒地からやってみます、
左辺の黒石を右辺に移動させました。
次は白地、
ちなみに整地をするときには、アタリとかは気にしないでOKです。
最終的に、
こんな感じになります。
終局図より数えやすくなりましたね。
黒地は、2×5=10と3×4-2=10で20目。
白地は、3×4-2=10と端数の5で15目。
このままなら、黒の5目勝ちですし
もしコミが6目半あるなら、
白地が15目+6目半=21目半になるので白の1目半勝ちになります。
整地まとめ
どうでしたか?簡単ですよね?
1回では分からないかもしれませんが、少し実践すればすぐにマスターできます。
実際のところ、整地に答えはありません。
数えやすくなればOKです。
整地に自信がないからリアル碁を打たないというのは、
『トイレの紙が無いかもしれないから、食事をしない』
というくらい無意味です。(違うか…笑)
何にしても、ぜひぜひ整地のコツを掴んでリアル碁にもチャレンジしてみてください!
この記事を書いた人
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この「囲碁インフォメーション」の運営者。
せっかくなので、囲碁界の一大メディアに育ててやろうと画策中。
イメージ的には「ナタリー」みたいなメディアにしたいようです。
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