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【41期名人戦】第7局、高尾九段が手厚く勝ち切って名人奪取!!
第41期名人戦の挑戦手合七番勝負、最終局が11月2・3日に行われました。
1日目の記事はコチラ↓
【41期名人戦】第7局初日:高尾九段が『らしさ』を発揮
名人戦・第7局の内容
■黒:井山裕太 ■白:高尾紳路
■結果:白2目半勝ち
封じ手は白88のハネでした。
黒は中央で事を起こすのではなく、黒93で下辺を囲う作戦。
しかし白94に打たれて、黒は難しい形です。
分断された中央の黒は、右辺の白にプレッシャーをかけながら逃げます。
白136まで、フリカワリのような結果になりました。
黒は中央から左辺にかけてを荒らし、白は中央の黒一団を取り上辺の白地も増えました。
その時点で白が優勢で、白158を打ったときには白の勝ちはほぼ確実だったようです。
その後もヨセが続きますが、微差とはいえトッププロ同士なので形勢は動きません。
251手で終局し、白番の高尾紳路九段の2目半勝ちになりました。
高尾九段はこの勝利によって41期名人位の獲得です。
多くの人が、井山九段の7冠を崩すのは井山九段よりも若手の棋士になると思っていました。しかし見事に中年の力で勝利を手にした高尾九段は、さすが藤沢秀行門下といったところでしょうか。
近年は若手優勢の囲碁界でしたが、高尾九段の活躍で流れは変わっていくの?これからの展開に注目です。
参考:朝日新聞(http://www.asahi.com/articles/ASJC25RLSJC2PTFC019.html)
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