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プロ棋士ペア碁選手権2017:藤沢・羽根ペアが優勝!
3月5日、プロ棋士ペア碁選手権2017の決勝戦が行われました。
プロ棋士ペア碁選手権2017の公式サイトはコチラ↓
http://www.pairgo.or.jp/pro/2017/
プロ棋士ペア碁選手権 決勝戦の開会式が始まりました!写真は大盛況の会場の様子です。ライブ中継は13時半から開始予定、本木克弥七段の解説付きでご覧になれます!https://t.co/QPCSCHSrAm pic.twitter.com/UW0GpDJbp3
— 日本ペア碁協会 (@JapanPairgo) 2017年3月5日
ペア碁とは?
普通は1対1で打たれる囲碁の対局ですが、イベント事などでは複数人同士で打たれる連碁という形式が昔からあります。
それを男女2人組同士で打つようにしたモノが『ペア碁』です。
対局は「黒の女性、白の女性、黒の男性、白の男性」という手順で進行します。
お互いの意思疎通が重要なので、単純に棋力の高いほうが勝つとも言えないところが競技としての魅力の一つです。
簡明な局面にするようにしたり、時間の使い方、アタリなどの強制手で手番を棋力が高いほうにまわすなど様々な戦略が練られています。
さらにプロ棋士のイベントだけでなく、アマチュアのペア碁も毎年大いに盛り上がっています。
真意は違うでしょうが、非モテ系の男性が多い囲碁界にパンダネットが生み出した素晴らしい文化です。
本番の前には各ペア同士でダブルデートのような状況になったり、2人で作戦会議をしたり、まるで一般人のようなリア充っぽい経験ができます。
しかし男女の棋力差が大きいことが多いので、本気勢な男性は空気の読めなさを露呈してしまうイベントにもなっているようです。
プロ棋士ペア碁選手権2017
今年のプロ棋士ペア碁選手権は、
王景怡二段・村川大介八段
小山栄美六段・井山裕太九段
石井茜三段・高尾紳路九段
鈴木歩七段・趙治勲九段
謝依旻六段・小林覚九段
藤沢里菜三段・羽根直樹九段
万波奈穂三段・山下敬吾九段
青木喜久代八段・張栩九段
奥田あや三段・山城宏九段
向井千瑛五段・結城聡九段
知念かおり六段・山田規三生九段
桑原陽子六段・蘇耀国九段
吉原由香里六段・河野臨九段
小西和子八段・伊田篤史八段
加藤啓子六段・余正麒七段
木部夏生二段・一力遼七段
の16ペア32人が出場しました。
2月12に行われた
万波奈穂三段・山下敬吾九段vs藤沢里菜三段・羽根直樹九段
鈴木歩七段・趙治勲九段vs奥田あや三段・山城宏九段
準決勝では、それぞれ藤沢・羽根ペアと鈴木・趙ペアが勝利しました。
決勝戦
決勝戦対局中の藤沢里菜女流本因坊 ・ 羽根直樹九段ペアと鈴木歩七段 ・ 趙治勲名誉名人・二十五世本因坊ペアです。#プロ棋士ペア碁選手権 #ペア碁 #決勝戦対局中 pic.twitter.com/zFUOsLdZXF
— 日本ペア碁協会 (@JapanPairgo) 2017年3月5日
■黒:藤沢里菜三段・羽根直樹九段
■白:鈴木歩七段・趙治勲九段
そして3月5日に行われた決勝戦では鈴木・趙ペアと藤沢・羽根ペアが対局。
ペア碁かつ早碁なので変化の多いスリリングな展開になりました。
一進一退の攻防が行われ、最後は黒番の藤沢・羽根ペアの1目半勝ちとなりました。
↓優勝した藤沢里菜三段の感想
今日はプロペア碁決勝戦でした?
私がひどくて苦しい碁にしてしまいましたが羽根先生の冷静さがあったおかげで最後は運良く勝ち優勝する事ができました??来年も羽根先生と組ませて頂くのでそれまでにはもう少し成長したいです???? pic.twitter.com/nZnA27lY45
— 藤沢里菜 (@rinafujisawa) 2017年3月5日
このようなイベントを見ると、競技プロの生み出すべき付加価値はエンタメ性なんだなと再認識させられますね。
AIの台頭によりオワコンと言われることもある囲碁ですが、まだまだ色々な楽しみ方がありそうです!
参考:プロ棋士ペア碁選手権2017公式サイト(http://www.pairgo.or.jp/pro/2017/)
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