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新年最初の七大タイトル戦、第41期棋聖戦七番勝負が開幕!
2017年になって初の7大タイトル戦、棋聖戦七番勝負(41期)が1月14日に開幕しました。
場所は島根県の『さぎの湯荘』。
タイトル保持者は井山裕太九段。
挑戦者は河野臨九段。
河野臨九段は、なぜか日本のタイトル戦ではそれほど活躍している印象がありません。
しかし天元を3期、阿含桐山杯の優勝、世界戦での活躍など、間違いなく日本のトップ棋士の一人です。世界ランキングでも58位に入っていて、日本勢だけで見るとトップ3位に入っています。
また、他にコレを題材にした書籍はないのでは?というほどマイナーな『中国流を一路狭くした構えの布石についての解説本』を書いています。
41期棋聖戦第1局・初日
■黒:井山裕太 ■白:河野臨
■結果:打ち掛け
年末から年初にかけて再びのAlphaGo事変により、多くの棋士たちが今まで常識だと思っていた棋理に疑問を投げかけています。
その影響があるのか無いのか分かりませんが、本局でも積極的に新しい打ち方が試されています。
特に白16のブツカリは悪手とされてきた定石外れです。黒25に一手戻したのも意味深な手。
お互いに探り探りのようで大胆な工夫を見せてくれています。
黒番の井山九段が39手目を封じて、初日は終了しました。
まだまだ様子見な感じですが、2日目早々に右辺を利かしている白4子と下辺の白を分断して戦いに突入しそうです。2日目は15日の朝9時から再開します。
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