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春蘭杯2回戦は中国若手棋士の強さが際立つ結果に…
中国で開催されている第11回春蘭杯の2回戦(3月28日)が行われました。
春蘭杯世界囲碁選手権は
日本、中国、韓国、台湾、米国、欧州の棋士が参加する国際棋戦です。
今回の第11回大会は、
前期からのシード枠で
古力、周睿羊、陳耀燁の3名(いずれも中国棋士)。
日本からは、
山田規三生、河野臨、村川大介、一力遼、許家元の5名。
中国からは、
時越、柁嘉熹、ビ昱廷、柯潔、檀嘯、連笑、李軒豪、辜梓豪の8名。
韓国からは、
朴永訓、姜東潤、金志錫、朴廷桓、羅玄の5名。
台湾代表は、許皓鋐。
アメリカ代表は、江鳴久。
欧州代表は、Ilya-Shikshin。
総勢24名の棋士が出場しました。
(段位及び敬称略)
日本チーム最後の砦
3月26日の1回戦で山田、村川、一力、許が敗退してしまい
日本棋士で唯一2回戦に出場する河野臨九段でしたが、
中国の辜梓豪(こ-しごう、グ-ジハオ、Gu-Zihao)四段に
敗れてしまいました。
知らない棋士の強さを調べるのに便利な
『Go Ratings』によると
辜梓豪さんは世界ランキング14位(2016年3月26日更新)
という強豪棋士です。年齢は18歳。
ちなみに河野九段は51位。
しかし、それでも日本の棋士だけなら井山九段に次ぐ2位というのが寂しいところです。
■黒:河野臨 ■白:辜梓豪
■結果:白中押し勝ち
2回戦結果
2回戦を勝利したのは
中国:柯潔、連笑、ビ昱廷、檀嘯、辜梓豪、柁嘉熹
韓国:朴永訓、金志錫
日本チームだけでなく、前期からのシード棋士が一人も残らないという
中国の若手棋士の勢いが感じられる結果となりました。
3回戦は12月に行われる予定です。
参考:日本棋院(http://www.nihonkiin.or.jp/match_news/match_info/11328.html)
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