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第18回農心辛ラーメン杯、第3ラウンド開始。朴廷桓九段が井山九段に手厚く完勝!
第18回農心辛ラーメン杯の最終(第3)ラウンドが2月21日に始まりました。
第3ラウンドは21~25日がスケジュールとして組まれています。
農心辛ラーメン杯は日本・中国・韓国それぞれ5名の棋士で勝ち抜き団体戦を行う国際棋戦です。
第1・2ラウンドでの范廷鈺九段(中国)の大活躍により、中国は4名残しているにも関わらず、日本は井山裕太九段、韓国は朴廷桓九段を残すのみとなっていました。
●参考記事
第1・2局→一力遼七段の大金星からスタート!
第3・4局→第1ラウンド終了。范廷鈺九段の活躍で中国チームがリード。
第5局→第2ラウンド、范廷鈺九段の4連勝で開幕。
第6・7局→范廷鈺九段が6連勝で新記録達成!日韓ピンチ…
第8局→范廷鈺九段、村川大介八段に快勝!7連勝で記録更新。
第9局→朴廷桓九段の活躍で范廷鈺九段の連勝ストップ。
そして、第10戦は井山裕太九段(日本)と朴廷桓九段(韓国)の対決。
どちらも負けたらチームの敗退が決まります。
さらに、勝ったとしても中国チームに4連勝しないと優勝の目がないという苦しい展開です。
そんなプレッシャーのかかる対局ですが、朴廷桓九段がAlphaGo(Master)から学び取った中央感覚を発揮して完勝と言える打ち回しを見せました。
日本では「どうせ勝つんでしょ」というイメージすらある井山九段ですが、残念な負けとなってしまいました。
直近の棋戦を見ると、AlphaGo(Master)から多くを学べた棋士が一段階レベルアップを果たしている感触です。
これで日本チームは敗退。
第1戦で一力遼七段が李世ドル九段を破った大金星以外の勝利をつかめませんでした。
残る棋士は、
韓国チーム:朴廷桓九段
中国チーム:柯潔九段、柁嘉熹九段、連笑七段、范蘊若五段
朴廷桓九段が奇跡の連勝劇を見せるか、中国チームの重厚な壁が当然の勝利を手にするか、戦いの行方は如何に!
第18回農心辛ラーメン杯第10戦:棋譜
■黒:井山裕太 ■白:朴廷桓
■結果:白中押し勝ち
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