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第64回NHK杯1回戦第11局-清成哲也九段vs本木克弥七段

6月12日に第64回NHK杯の1回戦第11局が放送されました。

黒番は清成哲也九段(54歳)。

引用:http://kansaikiin.jp/kisi_prof/kiyonaritetsuya.html

宮崎県出身。関西棋院所属。

棋風は堅実派。
一時期は小ナダレを好んで打っていました。

関西圏の人以外には
NHK杯でしか馴染みがないかもしれませんが

関西棋院第一位決定戦で2度の優勝、NHK杯で準優勝など
様々な実績を持つ棋士です。

長男の清成真央さんも関西棋院の棋士です。

また、現在は昇段システムが違いますが

以前のシステムでは、入段から九段になるまで10年3ヶ月という
最短昇段記録を持っていました。

他に、大阪府枚方市にある『くずは囲碁サロン』という碁会所で
勉強会を開催しています。



白番は本木克弥七段(20歳)。

引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000441.html

群馬県出身。日本棋院東京本院所属。
群馬県出身の棋士は三谷哲也七段と本木克弥七段だけです。

2011年の夏季入段で、まだ4~5年しか経っていませんが

第9回広島アルミ杯若鯉戦での優勝や
2015年9月に本因坊リーグ入りで七段への昇段など

華々しい成績を残しています。

ファンからは、
井山裕太九段を倒す次の世代として期待されています。

対局の内容

布石はお互いに大場を打ち合う形でしたが、
本木七段が黒17と様子を聞いたところから複雑な局面に入ります。

どちらも妥協せず、目一杯に張った手の連続です。

白66で右上隅を生きて、一段落。
先手を取った黒は右下の三々に入り、シッカリと地をとります。

白は左上のシマリに手をつけて地合いのバランスを図りますが
全局的に薄みが目立ってきました。

その後、白は各所で頑張りますが最終的に大石が取られてしまい
黒番の本木七段の中押し勝ちになりました。

勝利した本木克弥七段は、
次の対局で蘇耀国九段とあたります。

■黒:本木克弥 ■白:清成哲也
■結果:黒中押し勝ち

 

 


来週(6月19日)の放送は
山城宏九段と内田修平七段の対局です。

※※※トーナメント表※※※

Aブロック
nhk-a1-160530
nhk-a2-160606

Bブロック
nhk-b1-160614
nhk-b2-160523



参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)

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