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第64回NHK杯2回戦第1局-藤井秀哉七段vs一力遼七段
8月7日に第64回NHK杯の2回戦第1局が放送されました。
黒番は藤井秀哉七段(35歳)。
引用:http://kansaikiin.jp/kisi_prof/fujiishuya.html
京都府出身。関西棋院所属。
1980年生まれ、1996年に入段。
主だった戦績は、28期新人王戦の準優勝。
関西棋院のプロフィールページが
特技→ビールをおいしそうに飲むこと
棋風→あわてる棋風です
プロ棋士になっていなかったら→そば屋
など、とてもユニークです。
白番は一力遼七段(19歳)。
引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000435.htm
宮城県出身。日本棋院東京本院所属。
河北新報社の創業者の一力一族の息子。
5歳で囲碁を始めて13歳で入段。
史上最年少記録での棋聖戦リーグ入りをはじめ
若鯉戦、中野杯、おかげ杯、グロービス杯、新人王戦での優勝。
他にもNHK杯での準優勝など、素晴らしい成績を残しています。
打倒井山裕太九段を目されている若手のエースの一人です。
また、2016年からは「価値観を広げるため」という理由で
大学に進学して早稲田大学社会科学部に在籍しています。
今後の活躍が大いに期待されます。
対局の内容
タスキ型で四隅すべてが小目という
古碁を思わせるような布石からスタートしました。
早速、左下の白10から戦いが始まります。
白12のカケに、黒13・15と厳しく反撃に出ました。
お互いに手筋の応酬で白40まで部分的に一段落ですが
戦いは続きます。
黒41のカケから、左辺の白一団にプレッシャーをかけます。
右上、中央、右下とそれぞれフリカワリの連続です。
白110はワタリと一間トビを見合いにした手筋。
右上隅では、再びのフリカワリで
黒は右上済から右辺を地にして
白は中央の石を助けながら上辺を地にしました。
しかし、要所要所でポイントをあげた白が優勢なようで
白160を見て藤井七段が投了し、黒番の一力七段の中押し勝ちになりました。
勝利した一力遼七段は、
次の対局で高尾紳路九段vs林漢傑七段の勝者とあたります。
■黒:藤井秀哉 ■白:一力遼
■結果:白中押し勝ち
来週(8月21日)の放送は
蘇耀国九段と本木克弥七段の対局です。
※※※トーナメント表※※※
Aブロック
Bブロック
参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)
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