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第64回NHK杯2回戦第15局-伊田篤史八段vs河英一六段
11月13日に第64回NHK杯の2回戦第15局が放送されました。
黒番は伊田篤史八段(22歳)。
引用:https://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000427.htm
三重県出身。日本棋院中部総本部所属。
15歳で入段し、19歳で本因坊リーグ入りを果たして七段に昇段しました。さらに本因坊戦のタイトル挑戦権を獲得し八段になりました。
井山裕太九段の活躍のせいであまり目立ちませんが、十段のタイトル獲得、NHK杯の優勝など素晴らしい成績を残しています。
※伊田篤史八段の裏話が知りたい人はコチラの記事がオススメです。
→伊田篤史という男はビッグマウス?それとも有言実行の本物なのか?
白番は河英一(は・よんいる)六段(31歳)。
引用:http://kansaikiin.jp/kisi_prof/hayoniru.html
大阪府出身。関西棋院所属。
1回戦では若手有望棋士の許家元三段に勝利しています。
→第64回NHK杯1回戦第9局-趙治勲九段vs志田達哉七段
対局の内容
■黒:伊田篤史 ■白:河英一
■結果:黒5目半勝ち
黒番の伊田篤史八段が黒1・3で目外し・大高目に打ち、変則布石になりました。
黒13の変則シマリなど様々な工夫を見せますが、白は挑発に乗らずじっくり打っていきます。
右下の戦いは仕掛けていった黒が得をしたのか微妙なところ。
白は、黒に3手かけさせた右上隅に白42のツケからちょっかいを出していきます。白50まで右上隅はコウになりました。
右上隅と左上隅のフリカワリです。
白は各所で地を稼ぎ、黒は中央が手厚い碁形です。
黒は中央で溜めた力を頼りに、上辺の白を下から攻めていきました。石を取ってしまうような厳しい攻めではなく、じわりじわりと手厚く攻めていきます。
その結果、黒地が各所で増え黒の5目半勝ちになりました。
勝利した伊田篤史八段は、次の対局で本木克弥七段とあたります。
来週(11月20日)の放送はお休みです。
11月27日の放送は柳時熏九段と河野臨九段の対局です。
※※※トーナメント表※※※
Aブロック
Bブロック
参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)
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