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第64回NHK杯2回戦第7局-黄翊祖八段vs芝野虎丸二段

9月18日に第64回NHK杯の2回戦第7局が放送されました。

黒番は黄翊祖八段(29歳)。

引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000384.htm

台湾出身。日本棋院東京本院所属。

王銘エン九段の弟である鄭銘コウ九段の門下です。

三大棋戦でリーグ入り、十段戦や天元戦では挑戦者決定戦に何度も進出するなど、安定して好成績を残しています。

井山裕太九段とは同期入段であり、一緒に研究をした成果を出版もしています。

いまだタイトル獲得には至っていませんが、いつブレイクしてもおかしくない棋士の一人です。



白番は芝野虎丸二段(16歳)。

引用:https://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000459.html

神奈川県出身。日本棋院東京本院所属。

一力遼七段や藤沢里菜三段と同じく、洪道場の出身です。
入段からあまり年月が経っていませんが、様々な棋戦で活躍しています。

1回戦では、タイトル経験者の趙善津九段との難戦を制しました。

第64回NHK杯1回戦第16局-趙善津九段vs芝野虎丸二段

対局の内容

黒1・3の両小目から始まり、序盤はお互いに地に足の着いた進行になりました。

白52に黒53から動き出したところから戦いが始まります。

左辺と下辺でフリカワリになりましたが、白は黒83から分断されて心配事が残りました。

黒は下辺の白一団を睨みながら右辺を混戦状態にしていきます。
結果、黒175まで白4子を取ったうえに下辺を攻め取りにすることに成功しました。

その後、芝野二段は粘りますが波乱は起きず、黒番の黄八段の中押し勝ちになりました。

勝利した黄翊祖八段は、次の対局で柳時熏九段vs河野臨九段の勝者とあたります。

■黒:黄翊祖 ■白:芝野虎丸
■結果:黒中押し勝ち

 

 


来週(9月25日)の放送は
羽根直樹九段と三村智保九段の対局です。

※※※トーナメント表※※※

Aブロック
nhk-a1-160913
nhk-a2-160822
Bブロック
nhk-b1-160829
nhk-b2-160919



参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)

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