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第65回NHK杯1回戦第13局-青木喜久代八段vs張豊猷八段
6月25日に第65回NHK杯1回戦第13局が放送されました。
黒番は青木喜久代八段(49歳)。
引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000255.html
東京都出身。日本棋院東京本院所属。
緑星学園の出身。
一昔前の女流囲碁界の覇者。
その後に台頭してきた小林泉美六段と、今の謝依旻六段と藤沢里菜三段のような関係で争っていました。
白番は張豊猷八段(35歳)。
引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000352.htm
台湾出身。日本棋院東京本院所属。
王立誠九段門下。
●実績
・第1回おかげ杯-優勝
・天元戦-本戦出場
・名人戦-リーグ入り
など。
趣味はボクシング。
Twitterアカウント→https://twitter.com/liyu1022
対局の内容
■黒:青木喜久代 ■白:張豊猷
■結果:白中押し勝ち
黒は中国流の構え。
続いての白6は、最近は右上にかかるほうが多いですが下辺に打ちました。
さらに黒が上辺に構えたところへ白12を利かしにいき、白は急戦を避ける狙いです。
黒が13と受けたので白14の三々は当然かつ絶好のところ。
左下では、白32で中央からハネるのが基本定石ですが本局では一目を引っ張り出して戦いになりました。
白44まで左辺を白地にしつつ中央の黒を狙います。
続いて、黒が45でふわっと強化してきましたが、白46のツケから逆襲です。
黒は弱い石が2つになりました。
しかし、黒は各所を目一杯に頑張ります。
白92まで中央の戦いは一段落。
右辺から中央にかけての黒模様は消えました。
黒は93のハネダシは地も大きく、右上隅の白の眼を奪う意味もあります。
さらに黒99の三々に入りは最後の大場です。
白108は渡りを防ぐ手。
黒は受けると利かされということで、手抜いて黒109。
続いて白110のスベリで白が地で大きく得をしました。
さらに白134まで下辺の黒は眼が危なくなってきました。
白160まで、コウ含みではありますが下辺は黒の取られです。
最後は右上隅ですが、白188で白生き。
白の中押し勝ちとなりました。
勝利した張豊猷八段は、次の対局で張栩九段とあたります。
次の放送は7月2日、溝上知親九段と金秀俊八段の対局です。
※※※トーナメント表※※※
Aブロック
Bブロック
参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)
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