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Zen、AlphaGoに追いついた!?次の相手は趙治勲九段!!
11月9日、ニコニコ生放送で『DeepZenGoプロジェクトに関する記者発表会』が放送されました。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv280070975
日本棋院からは團宏明さんと山城宏九段。
技術者からは加藤英樹さんと関根正之さん。
ドワンゴの川上量生会長。
各メディアの記者の方々。
そして司会はフリーアナウンサーの福山知沙さん。
という本格的な記者発表会でした。
なお、ponanza開発者の山本一成さんは将棋の開発が忙しくてDeepZenGoのプロジェクトからは外れたようです。
そんな場所を用意して発表されたことは…
Zen急成長!イロレーティング3000超え!
イロレーティング3000というのは、2015年10月にヨーロッパ王者のファン・フイさんと対局したときのAlphaGoと同程度です。
また、インターネット対局場のKGSでは10dになったようです。(Zenのアカウント:zen19k2)
その棋力に達したのが2016年9月ということで、現在はそれ以上に強くなっている模様です。
第2回囲碁電王戦の開催!趙治勲九段vsZen(互先)
そして「プロと互先で打てるほど強くなったよ!」とアピールするために、第2回囲碁電王戦として趙治勲九段との三番勝負を行うことが決まりました。
ルールは日本ルール。
持ち時間は各2時間と60秒の秒読みが3回。
対局日程は、
第1局:11月19日(土)
第2局:11月20日(日)
第3局:11月23日(水 祝)
どの対局も13時から始まり、12時半からニコニコ生放送で中継されます。
解説と聞き手には、井山裕太九段、高尾紳路九段、一力遼七段、万波奈穂三段、吉原由香里六段が出演します。(ニコニコ生放送のコメント欄では、解説者が対局して趙治勲九段が解説したほうが面白いという意見もありました。)
また、それに先立って『囲碁電王戦特番コンピュータ囲碁研究会』という番組が11月17日20時から放送されます。
記者発表会中の小ネタ
●どこまで本気か治勲節!●
2016年3月にZenが小林光一九段と対局した時に、趙治勲九段がZenに対して「まだまだ弱い、10年早い」と発言し、それの『恩返し』として趙治勲と打つことになったようです。
それに対して趙治勲九段は「それは恩返しじゃない、負けてくれるのが恩返し」と切り返して笑いを呼びました。
また、その他にも趙治勲九段は
「(自分は)李世ドル九段ほどの立場じゃない、僕なんて腐った鯛だからプレッシャーはない」
「棋譜だけ見たら勝てそうな気がする、でも自分がもっと弱いということに気がついていない」
「僕が勝ったら次も挑戦を受ける、負けたらどこかにいく」
「負けたら僕は地球に必要なくなる。あと50年は生きたいから勝ちたい」
などなど、どこまで本気か分からない治勲節を炸裂させていました。
●Zenの棋風●
開発の加藤さんによると『戦いやコウを避けたりはしない』『序盤は大場に先行して地を増やす。でも薄くならない』とのこと。
参考:第2回電王戦特設サイト(http://denou.jp/go/)
PS:ちなみに、人工知能はどんなに凄くても最初に設定された原則から外れることはありません。だから人工知能の反乱みたいな話は、人工知能が悪いんじゃなくてルール設定した人が悪いやつなだけらしいです。
この記事を書いた人
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せっかくなので、囲碁界の一大メディアに育ててやろうと画策中。
イメージ的には「ナタリー」みたいなメディアにしたいようです。
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