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第64回NHK杯2回戦第3局-山下敬吾九段vs藤沢里菜三段
8月21日に第64回NHK杯の2回戦第3局が放送されました。
黒番は山下敬吾九段(37歳)。
引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000322.htm
北海道出身。日本棋院東京本院所属。
小学2年生のときに全国少年少女囲碁大会で優勝。
小学3年で上京して、緑星囲碁学園に入園し14歳で入段。
張栩九段、羽根直樹九段、高尾紳路九段と並び
若手四天王や平成四天王などと呼ばれていました。
棋風は攻撃的、
初手天元や5の五などの珍しい布石を打つこともあります。
これまでに棋聖、名人、本因坊
王座、天元、碁聖など数々のタイトルを獲得しています。
一時期はタイトル戦にお洒落な髪型で登場し
週刊碁などでも話題にされていました。
白番は藤沢里菜三段(17歳)。
引用:https://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000434.htm
埼玉県出身。日本棋院東京本院所属。
1回戦では王銘エン九段を倒し、話題になりました。
→第64回NHK杯1回戦第10局-王銘エン九段vs藤沢里菜三段
囲碁の実力はもちろん、盤外のことでも
TBSで放送された藤沢秀行先生のクレイジージャーニーや、
フジテレビのドラマ「HOPE~期待ゼロの新入社員~」の第1話にも
登場していて、とても注目の集まっている女流棋士です。
対局の内容
序盤、白が6のケイマガカリから辺にハサミ返す
急戦を避けた形でスタートしました。
そして右上隅の両ガカリから、局面が動き出します。
白は地を取り、黒は右辺から下辺の勢力を広げました。
右下一帯の黒勢力に白は44から挑んでいきます。
黒は力強く黒45のグズミで白に整形させず
左下隅と下辺の白を絡ませて攻めていきました。
黒81から厳しく攻めを継続し、
白はいつまでも眼がハッキリしません。
黒は下辺から伸びる一団を攻めることで
右辺、上辺、左辺でポイントをあげました。
そのままの勢いで、一気に勝負が決まり
黒番の山下九段の中押し勝ちになりました。
勝利した山下敬吾九段は、
次の対局で羽根直樹九段vs三村智保九段の勝者とあたります。
■黒:山下敬吾 ■白:藤沢里菜
■結果:黒中押し勝ち
来週(8月28日)の放送は
山田規三生九段と寺山怜四段の対局です。
※※※トーナメント表※※※
Aブロック
Bブロック
参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)
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