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第64回NHK杯2回戦第6局-山城宏九段vs金沢真七段
9月11日に第64回NHK杯の2回戦第6局が放送されました。
黒番は金沢真七段(24歳)。
引用:https://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000416.htm
神奈川県出身。日本棋院東京本院所属。
毎日新聞の記者であるアマチュア強豪の金沢盛栄さんの息子。
小学1年生で囲碁を初め、小学生大会などで活躍し14歳で入段。
新人王戦の優勝や名人戦リーグ入りなど、勢いのある若手の一人です。
1回戦では、同じく藤沢秀行門下の倉橋正行九段に堂々とした打ち回しで勝利しています。
白番は山城宏九段(58歳)。
引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000044.htm
山口県出身。
中部総本部の棋士ですが、現在は役職などの関係で東京本院所属です。
1回戦では、有望若手の一人である内田修平七段を負かしています。
→第64回NHK杯1回戦第12局-山城宏九段vs内田修平七段
対局の内容
下辺で一路右に寄せたミニ中国流の構えからスタートしました。
白が右辺にワリウチした手にも、黒11のツケで積極的に仕掛けていきました。
白は16のツケで黒の出方をうかがいます。
右辺での戦いは、白が右辺を取り黒は下辺を厚くしました。
しかし、下辺の黒の構えが一路右に寄っているので厚みが若干凝り形です。
続いて黒は右辺を追及しながら下辺の模様を広げていきます。
白62の消しに黒は63で大きく攻めを狙います。。
白は64から右上の黒にプレッシャーをかけながら、中央にアジを作りました。
白98まで中央の白のシノギは問題のない形になりました。
黒は中央の白一団を狙いますが、白は手抜いて白100・102と左上を連打します。
もちろん黒は怒りますが、白126まで中央の白は生きることができました。
一見すると白の地が多いようですが、黒は厚いので各所に地がつきます。
お互いに手を尽くしてヨセ合い、最終302手で白が半コウをつないで白番の山城宏九段の半目勝ちになりました。
勝利した山城九段は、次の対局で張栩九段vs謝依旻六段の勝者とあたります。
■黒:金沢真 ■白:山城宏
■結果:白半勝ち
来週(9月18日)の放送は
黄翊祖八段と芝野虎丸二段の対局です。
※※※トーナメント表※※※
Aブロック
Bブロック
参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)
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