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天頂の囲碁(ZEN)、名人戦第5局で計算をミスする
天頂の囲碁(ZEN)は名人戦第5局にも登場
囲碁担当B『名人戦第5局でも天頂の囲碁(ZEN)は読み筋を評価値をニコ生の放送上で出していました。
振り返ってみましょう』
アンチコンピュータ囲碁協会会長(以下会長と表記)
『第5局では中央のシノギ方が勝負のカギを握った。白98→白110の構想が素晴らしく、白に流れが傾いた。
その時、ZENがどのように読んでいたか見てみよう』
白98の局面
実際打った手=9-11
ZENの本命=9-9
実際の手が第5候補にも入ってないからハズレ
ZENの手も悪いわけではないけど、名人の手には及ばないね
白110の局面
実際に打った手=8-13
ZENの本命=9-9
ZENの第5候補の9-13は一路違いだけど、ハズレ』
囲碁担当B『なかなか的中しないですね。残念です』
ZENの形勢判断は名人戦第5局でも間違っていた
会長『手が当たらない以上に、形勢判断が間違っているのが問題だな。
白110と打った時点で黒結構優勢(黒の評価値70=白の評価値30)とZENは計算している。
これは全くの間違いで形勢は白がやや打ちやすい。
このあたりは今後の課題だな』
囲碁担当B『この後、ZENの評価値はどうなったんですか?』
会長『ちょっとずつ反省するように、黒の評価値が徐々に悪くなっていった。
黒139と打った時点で互角に(黒の評価値=ほぼ50)
この後、右上で白がワタると
黒の評価値=44で黒がやや劣勢になった。
ここに来てやっと気づいたのでは遅すぎる。
白は好手を打ったわけじゃないのになぜここで評価値が急に落ちたのか気になるな。
このあたりにコンピュータ囲碁の攻略法が潜んでいるのかもしれない。
第5局のZENは手も読めないし、形勢判断もできない。
名人戦第5局でのZENは不調だった』
囲碁担当B『名人戦第5局では両対局者だけでなく、ZENも頑張ってほしいですね』
この記事を書いた人
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このサイトの囲碁担当。
読みの速さと筋の良さは名人クラス。
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