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第64回NHK杯準準決勝第2局-伊田篤史八段vs寺山怜四段
2月12日に第64回NHK杯の準準決勝第2局が放送されました。
黒番は伊田篤史八段(22歳)。
引用:https://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000427.htm
三重県出身。日本棋院中部総本部所属。
1回戦はシード、2回戦では河英一六段に、3回戦では本木克弥七段に勝利しています。
→第64回NHK杯2回戦第15局-伊田篤史八段vs河英一六段
→第64回NHK杯3回戦第3局-伊田篤史八段vs本木克弥七段
白番は寺山怜四段(26歳)。
引用:https://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000418.htm
東京都出身。日本棋院東京本院所属。
『新宿こども囲碁教室』出身、藤澤一就八段門下。
1回戦はシード、2回戦では山田規三生九段に、3回戦では新垣朱武九段に勝利しています。
→第64回NHK杯2回戦第4局-寺山怜四段vs山田規三生九段
→第64回NHK杯3回戦第2局-新垣朱武九段vs寺山怜四段
対局の内容
■黒:伊田篤史 ■白:寺山怜
■結果:黒中押し勝ち
対局姿は、似ている眼鏡とスーツと髪型。
左上のツケヒキ定石、黒9で白の受け方を聞き白10と受けさせたところで黒11・13と打ちました。
白11は普通の手です。
黒としては目一杯に詰められる手を防いだ意味があります。
先手をとった黒は右辺を中国流に構えました。
白16に対して、黒17を利かしてから19のハサミ。
白20のツケからは中国流で定石化している戦いです。黒33のトビで白を大きく睨みながら黒37にまわり足早な打ち回し。
黒の足早作戦に白は38・40と手厚く打ちます。
上辺の白の構えに対して、黒41から43が厳しい手になりました。
黒69まで封鎖されて、白が非常に苦しい戦いです。
黒91まで一応フリカワリになってはいますが、白の潰れと言っても良いワカレになりました。
その後も白は頑張りましたが、逆転劇は起こらず黒番の伊田八段の中押し勝ちなりました。
勝利した伊田篤史八段は、次の対局で井山裕太九段とあたります。
次の放送は2月19日、山下敬吾九段と一力遼七段の対局です。
※※※トーナメント表※※※
Aブロック
Bブロック
参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)
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