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【第72期本因坊戦】第4局:弱石複数の空中戦に突入!
第72期本因坊戦七番勝負の第4局が6月15日に始まりました。
本因坊戦第4局、対局室の検分の様子です。 pic.twitter.com/tzMb7s6GqE
— 毎日新聞・囲碁@本因坊戦第4局対局中 (@mainichi_igo) 2017年6月14日
今期の本因坊戦は日本囲碁界の王者である井山裕太九段と、今回が初めての挑戦手合となる本木克弥八段との戦いです。
第3局までは井山九段が3連勝で若者を圧倒しています。
本木八段が強い心を持って残り1局ないし2・3・4局を打てるかが注目されます。
第72期本因坊戦:第4局1日目
■黒:本木克弥 ■白:井山裕太
■結果:対局中
白6のカカリに黒7の四間バサミ。
後がない本木八段が丁寧に手を進めていきました。
この一路広いハサミは、元々は↓図のようになった時に生きている右下の白から遠いほうが良いだろうという工夫から生まれた手です。
対して白は8と珍しい手で応じました。
白32までなった時に、黒7が遠いのが黒のマイナスになるという主張です。
黒は右辺の白を攻めて右上を大きくしていきます。
とは言え白も一方的に攻められずに、白38と迫り右上に手掛りを残します。
下辺はお互いに手順を尽くして無難なワカレになりました。
続いて白74から右上に手を付けていきます。
なお、このツケはAlphaGoが好んで打つ手でもあります。
1日目は白80のマガリまで、次の黒81が封じ手となりました。
お互いに眼形がハッキリしていない石を複数抱えている局面です。
ここまでは黒番の本木八段の気合いが空回りしてしまっている印象ですが、この後はどのような構想を持っているのでしょうか。
七番勝負がここで終わってしまうのか大注目の第4局2日目は、明日(6月16日)の朝9時に再開です。
参考:毎日新聞(https://mainichi.jp/articles/20170615/dde/041/040/047000c)
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