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【第72期本因坊戦】第1局:井山九段、横綱相撲で快勝!

5月9・10日に第72期本因坊戦七番勝負の第1局が行われました。

挑戦者は、タイトル戦に初登場の本木克弥八段。

受けて立つのは井山裕太九段。
日本棋院や新聞では5連覇で獲得した本因坊文裕という号で表記されているので若干分かりにくいですが(笑)。

初日の記事はコチラ↓
【第72期本因坊戦】七番勝負開幕!初日から大胆な進行に。

第72期本因坊戦:第1局2日目

■黒:井山裕太 ■白:本木克弥
■結果:黒中押し勝ち

 

 

封じ手は白42のコスミでした。

黒43のツケはこの形で戦いを起こす時の常套手段。

白44に対して黒は46の所に膨らんでコウにすることが多いですが、本局では黒45のキリから捨て石にする作戦を取りました。

上辺を利かしてから黒53のヒラキ。
井山九段、じっくり手厚く打って勝てるという自信の現れでしょうか。

白54のカタツキで黒模様を制限しにいき戦いが始まります。

白は60のツケから72まで形を整えていきますが、黒73・75で中央は分断されます。

白84のツケに黒は右辺を整形してから黒93の正面突破。

白は108までシノギに成功。
黒は下辺のポンヌキと連携して中央が大きくなりました。

続いて黒は109で左下の味悪を狙いつつ左辺から中央の模様を広げます。

白は110から模様を消しにいきますが、黒113から117の利かされがツライ形です。

黒は119から左辺を地にします。
その後、黒は各所で利かしを打ってから黒147の渡り。

そして本木八段が投了となりました。

1日目終了時点では白が悪くなさそうな形でしたが、2日目からの井山九段の厚みを活かしての寄り付きが冴え渡りました。

やはり次世代エースたちと井山九段の差はまだまだ大きいのかと感じさせる一局となりました。

初めてタイトル戦に挑む本木八段にとっては苦い開幕戦になってしまいましたが、まだまだ1局目です。

本木克弥八段の体制立て直しが期待される第2局は5月23・24日に島根県で行われます。



参考:毎日新聞(https://mainichi.jp/articles/20170511/k00/00m/040/083000c#cxrecs_s)

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