スポンサードリンク

AlphaGoはコミ7目半をどのように評価しているか?

囲碁担当B「いよいよ明日は最終第5局です。楽しみですね

これまでに打たれた4局の布石を見てみましょう。

見やすいようにAlphaGoが白番の1,3局を貼ります。

黒番 李セドル九段
白番 AlphaGo

komi1

第1局

komi2

第3局

今度は第2局と第4局、AlphaGoが黒番ですね。

黒番 AlphaGo
白番 李セドル九段

komi3
↑第2局

komi5

komi6
↑第4局

囲碁担当B「振り返ってみると懐かしいですね
いろいろな名勝負がありました」

アンチコンピュータ協会会長
「この4局の布石を見るとAlphaGoがコミ7目半をどう評価しているかがわかる」

囲碁担当B「僕にはさっぱりわかりません」

会長「まずは1局目から説明する。
白10から20は『僕はコミを7目半ももらっているので優勢です。
相手に地を上げても大丈夫ですよ』とAlphaGoは言っている

囲碁担当B「これは少し説得力ありますね」

会長「そして第3局を見てみよう。
『コミが7目半あるので白14と黒模様を軽めに消すぐらいで十分です』
とAlphaGoは言っているんだ」

囲碁担当B「これは考えすぎじゃないですか?」

会長「俺もそう思う。李セドル九段が黒15と仕掛け、
碁が急戦になったからコミが関係なくなっちゃったんだ」

囲碁担当B「では黒番ではどう考えているんですか?」

会長「まずは2局目からね
『黒15のノゾキはコミが7目半もあるので形勢が悪い。
このまま行くと負けてしまう。
よし!勝負手だ。出切れたら大逆転だ!
もしツガれても半目負けが1目半負けになるだけ。
なら勝負だ!』
っていうAlphaGoの叫びが聞こえる。

そして黒41から45の仕掛けたのは
「コミが7目半もあるから形勢が悪い。
積極的に仕掛けて乱戦に持ち込み、勝機をつかもう」
ってAlphaGoは考えているんだ。

囲碁担当B「ちょっと強引じゃないですか?」

会長「じゃあ第4局を見てみよう。

黒23は
『コミ7目半出すのは容易じゃないぞ。
このまま穏やかな展開だと負けだ。
もし突き抜けたら大逆転。
受けられても半目負けが2目半負けになるだけ』
ってAlphaGoは言ってると思う。
これはちょっと強引だけど、

黒29は
『コミ7目半だから形勢に自信ない。
積極的に攻めてチャンスを呼び込もう。
切りを誘って乱戦に持ち込むんだ。
切りからツブされてたくさん負けるのも、コミで半目負けるのも一緒だぜ』
ってAlphaGoは思っている。

黒51、53の二段バネも同じだね。

この切りを恐れない感じの手は白番では出てきてないだろ?

この4局を見ると白番は穏やかに打って、黒番は激しく仕掛けているように見えないか?
コミ7目半は白が有利だと見てるんだよ。

そして黒番の時は味消しのような手を打ってくる。
これは半目負けてもたくさん負けても一緒。
もし受けなかったら大逆転だぜ!

ってプログラムが働いていると思うんだ。

五番勝負の後に評価値が公開されて、初手の状態で白番の評価値が高かったら俺の理論が正しいってことが証明されるんだけどね。
グーグル先生お願いします!」

会長
「この4局を見るとAlphaGoは白番に強い。
明日もAlphaGoが白番。
心配だな」

スポンサードリンク

人気記事ランキング

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ