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ベネッセの囲碁記事の危険性…

kiken

8月5日にベネッセの情報サイト

子どもの習い事としての
囲碁のメリットについて語られていました。

TwitterやFacebookでも
囲碁関係の人が話題にしていたので
知っている人も多いかもしれません。

囲碁インフォメーションを見ているあなたは
ベネッセの記事を読んで「子どもに囲碁を習わせよう」
と思うことはないでしょうが

少し危険な匂いを感じたので
子どもに習い事として囲碁をさせることの
是非について簡単に書いていこうと思います。

囲碁を知らない人が書いた?

まず、

記事に使われている画像が8月7日現在
『五目並べ』です。

よって、書いた人は
囲碁を知らない可能性が高いです。

天下のベネッセが出す記事として
冒頭からこれで良いのだろうか…と心配になります。

何にでも当てはまるメリット

ベネッセの記事で
囲碁を習い事にするメリットとして提示しているのは

・考える力の向上
・集中力が高まる
・コミュニケーションに役立つ
・礼儀作法が身につく

の4つです。

それぞれに理由が書かれていますが
一般論の域を出ない説明です。

例えば同じ事が、

将棋でもチェスでもプログラミングでも
空手でもサッカーでも

ほとんどの『習い事』に流用できるでしょう。

その子をどうしたいのか

また、何をするにも機会費用という考え方は大切です。
囲碁をやれば、他の事をやる時間は減ります。

ベネッセの記事では、囲碁をすることで他の習い事と比べて
どのような優位性があるのかが語られていません。

趣味として面白いから囲碁をするのなら問題ありませんが

『子どもの習い事』としてやる場合は、
「囲碁在りき」ではなく「目的(将来像)在りき」で考えて

その為に適した習い事かどうかを判断しないといけません。

そうしないと、

「自分磨き」や「自分に投資」などと言いながら
エステや脱毛、美容室、まつエク、ヨガ、英会話、などなど

なんとなく素敵になれそうなモノを次々と足していって
結局ドコに向かってるのか分からなくなる。

というような状況を作り出すための
英才教育をしているようなものになってしまいます。

まとめ

囲碁を子どもの習い事として考えているのなら

囲碁をやって育った人を複数リサーチして
『ウチの子にその人たちのようになって欲しい』と思ったのなら
習わせても良いと思います。

しかし現状、私は

囲碁を習い事にすることの
具体的なメリットや優位性は見つけられていません。

少しでも違うと思ったら、
執着なく他の習い事をやることをお勧めします。

でも、子どもが興味を持ったとか
遊びとしてだったら

とても面白いゲームなうえに、

・考える力の向上
・集中力が高まる
・コミュニケーションに役立つ
・礼儀作法が身につく

というメリット(笑)もあるので
やらせてあげてください。




PS:
ベネッセは素晴らしい企業だと思いますし
囲碁も素晴らしいゲームだと思っています。あしからず。

この記事を書いた人

囲碁インフォメーション事務局
囲碁インフォメーション事務局
この「囲碁インフォメーション」の運営者。
せっかくなので、囲碁界の一大メディアに育ててやろうと画策中。
イメージ的には「ナタリー」みたいなメディアにしたいようです。
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