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井山裕太九段、26世本因坊の永世称号を発表!
9月9日、井山裕太九段の本因坊就位式が大阪のリッツカールトンホテルで行われました。
囲碁史上初の7冠を保有している井山九段。
その1つである本因坊のタイトルが今期で5連覇になり、永世称号を獲得しました。
本因坊・永世称号とは?
『本因坊』とは江戸時代の囲碁の家元の名前で、代々世襲されてきました。
そして21世本因坊の秀哉が引退したときに一般の棋戦として本因坊戦が始まり、今年で71期となっています。
その中で、5連覇以上もしくは通算10期以上タイトルを得ていた棋士が22世以降の本因坊の称号を継いでいくシステムです。
今までに本因坊の永世称号を獲得した棋士は、
22世:本因坊秀格(高川格)
23世:本因坊栄寿(坂田栄男)
24世:本因坊秀芳(石田芳夫)
25世:本因坊治勲(趙治勲)
の4人だけです。
そして今回、新たに井山裕太九段が加わりました。
26世本因坊文裕
井山九段は26世本因坊。
号(※称号やペンネームに近い意味)は『本因坊文裕(もんゆう)』となりました。
『文裕』という名前は「文珠菩薩」の「文」と、「井山裕太」の「裕」から取っているとのことです。
ちなみに「文珠菩薩」は悟りや知恵を象徴する菩薩であり、「三人寄れば文殊の知恵」という言葉の「文殊」です。
また、井山九段が最初に碁を教わった祖父の名前が「鐵文」で、鐵文さんの「文」でもあることが井山九段のお気に入りポイントの1つになっているようです。
完全に日本囲碁界の話題の中心になっている井山九段ですが、いまだ27歳です。
これからどんな伝説を残していくのか楽しみですね。
参考(毎日新聞:http://mainichi.jp/articles/20160910/k00/00m/040/043000c)
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