【71期本因坊戦】第1局、高尾紳路九段が力を発揮！

本因坊戦の挑戦手合七番勝負、第1局目が5月9・10日に行われました。

1日目終了時点では、

足早な井山裕太九段と、
手厚く力を溜める高尾紳路九段の構図になりました。

2日目の第1手（封じ手）は、左下のオサエ（白82）で
高尾九段は、あくまでもじっくり力を溜める作戦。

そんな、動かざること山の如しな姿勢に

井山九段のほうから、左辺の白に黒85と仕掛けていきました。

白104まで、左上の白は取られてしまいましたが
中央と左辺の黒が薄くなったので、白も不満はない形なのでしょう。

黒は105から形を整えにいきますが中央がコウになり、
左上隅とのフリカワリに。

以降、黒は中央の一団をカバーしながらの戦いになります。

白が下辺を破り、右辺をまとめて
少し白が良いのかというところで井山九段が投了しました。

■黒：井山裕太　■白：高尾紳路
■結果：白中押し勝ち

 

 

2局目は、5月23・24日に
兵庫県尼崎市の「本興寺」で行われます。



参考：毎日新聞（http://mainichi.jp/articles/20160511/k00/00m/040/042000c）