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【第18回農心辛ラーメン杯】一力遼七段の大金星からスタート!
第18回の農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦が9月27日に開幕しました。
農心辛ラーメン杯は日本、中国、韓国それぞれから5人が出場して勝ち抜き戦を行う団体戦です。
持ち時間は1時間と1分の秒読みで、プロの棋戦では結構な早碁に分類されます。
対局スケジュールは、第1~4戦が9月27~30日、第5~9戦が11月25~29日、第10~14戦が2月21~25日となっています。
出場棋士は、
●日本チーム
井山裕太九段、張栩九段、河野臨九段、村川大介八段、一力遼七段
●韓国チーム
朴廷桓九段、李世ドル九段、姜東潤九段、金志錫九段、李東勲八段
●中国チーム
柯潔九段、柁嘉熹九段、范廷鈺九段、連笑七段、范蘊若五段
名前が読めないよ…という場合はコチラの記事をどうぞ。
→国際棋戦を楽しむための中韓棋士名の読み方
農心辛ラーメン杯・第1局
日本の先鋒は一力遼七段でした。
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一力遼(いちりきりょう)七段【日本】19歳
世界ランキング73位:レーティング3343
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対する韓国の先鋒は李世ドル九段。
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李世ドル(Lee Sedol)九段【韓国】33歳
世界ランキング4位:レーティング3534
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開幕戦は、AlphaGoと李世ドル九段の対局で話題になって以降よく打たれている布石からスタートしました。
序盤で一力七段がポイントをあげましたが、AlphaGoをすら惑わせる李世ドルのパワーにより混戦に持ち込まれます。
そこから李世ドル九段を押し返すのは難しいところですが、一力七段が力を発揮して大金星の半目勝ちを収めました。
■黒:李世ドル ■白:一力遼
■結果:白半目勝ち
農心辛ラーメン杯・第2局
第1局に勝利した一力遼七段と対局する、中国の先鋒は范廷鈺九段でした。
范廷鈺九段は第7回応昌期杯での優勝など様々な棋戦で活躍している棋士です。
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范廷鈺(Fan Tingyu)九段【中国】20歳
世界ランキング29位:レーティング3442
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1局目と同じく、この碁も『最近よく見る布石』から始まりました。
一力七段が積極的に変化をしていきましたが、范九段の右下での捨石がキレイに決まり下辺の幅が良い感じになってしまいました。
最後は下辺の地模様に突入していきましたが手にならず一力七段の投了になりました。
■黒:一力遼 ■白:范廷鈺
■結果:白中押し勝ち
参考:日本棋院(http://www.nihonkiin.or.jp/match/noshin/018.html)
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