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【第20期女流棋聖戦】第3局:謝依旻六段、豪腕でタイトル防衛!5連覇で名誉称号を獲得。

第20期ドコモ杯女流棋聖戦三番勝負の第3局が2月6日に行われました。

謝依旻六段がタイトル保持者で、牛栄子初段が挑戦者。

第1局は謝依旻六段が勝利し、第2局は牛栄子初段が勝利しています。

牛栄子初段が初タイトル獲得となるか、謝依旻六段が防衛で5連覇となるかの注目の第3局です。3局目も1局目2局目と同様にお互いにフルスイングの戦いになりました。

第20期女流棋聖戦・第3局の内容

■黒:謝依旻 ■白:牛栄子
■結果:黒中押し勝ち

 

 

序盤こそ穏やかそうに始まりましたが、黒31のカタツキから戦いのゴングが鳴ります。

お互いに根拠を奪い攻め合う形です。

白50まで形を整えましたが、黒はすぐに黒53から白の弱点を狙います。

中央がコウになり、白60までフリカワリです。

左辺の黒のサバキは、黒67のノゾキが利いているので難しくはなさそうな形。

実戦は黒85まで華麗に脱出しました。

白は86のツケから、左辺の黒を攻めるための利き筋を作りにいきます。対する黒は黒91まで手厚く受けました。

白92から取りかけにいきますが、白にも弱点が多く上手くいかず投了になりました。

牛栄子初段が優勢に見える局面もありましたが、最後は謝依旻六段が豪腕で勝利をもぎ取りました。

これで謝依旻六段が5連覇を達成して女流棋聖の名誉称号を手にしました。謝依旻六段の時代はまだまだ続きそうです。



参考:女流棋聖戦特設サイト(http://www.nihonkiin.or.jp/special/fkisei/fkisei20.html)

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