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【第41期棋聖戦】第3局:河野臨九段、勝利が手から溢れ落ちる…

2月8・9日に第41期棋聖戦七番勝負の第3局が行われました。

序盤から碁盤を大きく使った戦いに突入し、フリカワリになりました。

1日目の記事はコチラ↓
【第41期棋聖戦】第3局、初日から派手な展開。

1日目の終了時点では白が優勢という判断が多かったようです。

41期棋聖戦・第3局2日目

■黒:井山裕太 ■白:河野臨
■結果:黒1目半勝ち

 

 

封じ手は黒67のオシ。

白は右辺で稼ぎつつ、左下のコウを狙うために下辺の白を強化していきます。

白92まで一段落。
左下は白から打てば黒が取り番の本コウ、黒から打てば白が勝つために1手余計にかかるヨセコウです。

ここから黒93や白96など、残った大場に打ちながら局面が進みます。

白は優勢を意識しているのか、手厚い手を選んでいます。

黒は左下のコウも心配ですが各所で地で頑張ります。

黒117・119で左下のコウが始まりました。
黒は141の抜きや149のスベリなど『コウ材ではないが大きい』ところに打ちました。最後は黒167・169の連打で下辺が大きく黒地になりました。

その後はヨセ勝負になりましたが、上辺で白が損をしてしまい最終的に黒番の井山裕太九段の1目半勝ちになりました。

これで七番勝負は井山九段から見て2勝1敗です。

内容的には勝ち碁だった河野九段、第4局で2勝2敗に押し返せるか。
それとも井山九段が連勝で流れに乗るか。

ハラハラドキドキの第4局は2月15・16日に静岡県で行われます。
(きっと前夜祭などでバレンタインデーがどうのというインタビューがあることでしょう…)



参考:読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/culture/20170209-OYT1T50148.html?from=yartcl_blist)

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