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【第41期棋聖戦】第2局1日目、井山九段がAlphaGo定石でお返し。

http://kikuchi-sasanoya.com/

第41期棋聖戦七番勝負の第2局が1月22日に始まりました。

場所は熊本県菊池市の『笹乃家』。

第1局は河野臨九段がAlphaGoの手を採用して積極的な仕掛けを見せてくれました。勝負は終盤に井山九段のミスが出て、河野九段の中押し勝ちとなっています。

1局目の記事はコチラ↓
新年最初の七大タイトル戦、第41期棋聖戦七番勝負が開幕!
【第41期棋聖戦】第1局は河野臨九段の工夫が冴え渡り先勝!

41期棋聖戦・第2局1日目

■黒:河野臨 ■白:井山裕太
■結果:打ち掛け

 

 

第2局は七番勝負の流れを決める勝負所です。

黒9の三々に対して手を抜くのは元々ある手ですが、先日話題になったMaster(AlphaGo)が度々打っていた手です。1局目では河野九段がAlphaGo定石を採用しましたが、本局では井山九段が使ってきました。

スピードと中央を重視した形です。
このワカレは↓図のようにスベリに手抜いた形+差し込みとカケツギなので、アマチュアが思うほど不思議な手というわけではないようです。

また、この形については手順を変えると↓図のように三々にカカった形とも同じです。


その場合は白3に対する黒4が緩んでいるという判断もあります。

実戦は白18まで、黒は堅実に地を取り白は中央を大切に模様で勝負する碁形になりました。

黒はどこから手をつけていくか難しい所でしたが、黒19で左下のツケから仕掛けました。

黒51まで黒はサバキ形。
白は左下隅が固まり、中央は白16との幅がそれなりの地になりました。

続いて右下隅のシマリに白52のツケで黒の出方を伺います。

1日目はここまで、黒53が封じ手になりました。

黒は黒3の一路上にノビるのが無難な応手ですが、どうなるのでしょうか。

2日目は23日の朝9時から再開です。



参考:読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/culture/20170122-OYT1T50080.html)

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