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【第42期碁聖戦】第3局:井山九段、3連勝!ストレートでタイトル防衛

第42期碁聖戦五番勝負の第3局が7月25日に行われました。

ここまでは第1局、第2局ともに井山九段が勝利しています。

第1局、井山九段が先勝!
第2局:井山九段、快勝!山下九段カド番に追い込まれる…

最近のタイトル戦は井山九段に若手が挑む形が多かったですが、今回は井山九段よりも年上の山下九段が挑戦しているので新たな展開が期待される五番勝負でした。

第42期碁聖戦:第3局

■黒:山下敬吾 ■白:井山裕太
■結果:白中押し勝ち

 

 

黒5のシマリはAlphaGo以降に多く打たれているシマリ。

白14まで、お互いにゆったり大場に打ち合いました。

左下の黒15・17に対して白が20の打ち込みで返して戦いが始まります。

白28の切りから一気に局面が険しくなります。

手順を尽くして黒59までお互いに生き形。

黒は71まで右下隅を地にしました。

今後の焦点は左下と中央の黒の弱石がどうなるかです。

黒は右辺を捨て気味に打ち、中央を強化しました。
さらに、黒107から反撃を試みます。

白は黒109に白110と緩めて局面の主導権を保持。

続いて白122のモタレ攻め。
左下の黒も部分的にはコウ残りです。

白178まで中央の黒はニ眼できません。

黒は白を分断して局面を打開しようとします。
しかし、白206まで白が生還して黒の投了となりました。

井山裕太九段が3連勝でタイトル防衛を決めました。

これで井山九段は再び7冠に返り咲けるチャンスを手に入れました。



参考:日本棋院(http://www.nihonkiin.or.jp/match/gosei/042.html)

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