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【第72期本因坊戦】七番勝負開幕!初日から大胆な進行に。

https://www.gifugrandhotel.co.jp/

第72期本因坊戦七番勝負が5月9日に始まりました。

タイトルホルダーは前期の5連覇で永世称号を獲得した井山裕太九段。

参考記事:井山裕太九段、26世本因坊の永世称号を発表!

対して挑戦者は、若手の有望株の一人である本木克弥八段。

最近のタイトル戦は次世代エースたちが次々と井山裕太九段に挑んでいく構図になってきています。

今までのところ若手の挑戦を余裕で返している井山九段ですが、今回の七番勝負ではどのような物語が生まれるのでしょうか。

第72期本因坊戦:第1局1日目

開幕戦の第1局は岐阜県の『岐阜グランドホテル』で行われています。

井山九段が黒番、本木八段が白番です。

■黒:井山裕太 ■白:本木克弥
■結果:対局中

 

 

黒は向かい小目からシマリとツケヒキという、一昔前の定番布石。

とは言え大人しい進行にならないのが井山九段。
白14のハサミに黒15とハサミ返して、白も気合いのトビサガリで対応しました。

黒は17のカカリで右側を落ち着かせて、黒21の両ガカリから戦いに突入です。

黒31のカケまでは黒の想定通りでしょう。

白は32から34・36、そして38のツケ、手筋の連発で局面を打開します。

黒は39のポンヌキで中央が厚くなり、白は味残りですが左下が大きな地になりました。

そして、黒は厚みを活かして上辺に打ち込んでいきます。

続く白42が封じ手となり打ち掛けになりました。

本木八段は初めての封じ手です。

アマチュアはもちろん、大多数のプロが経験したことのない封じ手。どんな気持ちになるのでしょうか。

初日から大胆な進行になった第1局。
本木八段は打倒井山九段に向けて好発進とできるのか、大注目の2日目は10日9時から再開です。



参考:毎日新聞(https://mainichi.jp/articles/20170509/dde/001/040/061000c)

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