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【第72期本因坊戦】第2局、本木八段の足早作戦で模様vs実利の展開。

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第72期本因坊戦七番勝負の第2局が5月23日に始まりました。

場所は島根県太田市の国指定重要文化財『熊谷家住宅』。
なお太田市は本因坊道策の出生地として知られています。

今期の本因坊戦は七大タイトルに初挑戦の本木克弥八段(21歳)が日本囲碁界の現王者である井山裕太九段に挑むタイトル戦となっています。

第1局は井山九段が貫禄の横綱相撲で勝利しています。

第72期本因坊戦:第2局1日目

■黒:本木克弥 ■白:井山裕太
■結果:対局中

 

 

1局目では井山九段に力負けしてしまった本木八段、第2局ではどんな碁を見せてくれるのか注目となっています。

序盤、左下のツケヒキに黒9のカカリから21まで黒は足早に立ち回りました。

続く白22の様子見にも、黒23から29で先手を取り下辺に先着。

対して白は慌てずに右下のカカリ。

黒33の下ツケはナダレられるのが見え見えなので若干の違和感がありますが地で行く作戦に決めたということでしょう。

黒41の這いに手抜いて白42のハサミ。
白52まで中央が壮大な白模様になってきました。

続いて黒が右辺を囲って、戦いは上辺に移ります。

白60から62・64は中央を意識した柔軟な攻め方です。

このままでは中央が真っ白になってしまうということで、黒は無理気味ながら出切りで戦いを仕掛けていきました。

切り違いからお互いにノビて次の白70が封じ手となりました。

白が強い場所での戦いとなりましたが、黒は上手くサバいて先に地を取った利を活かせるのか。激しい戦いが予想される2日目は朝9時から再開です。



参考:毎日新聞(https://mainichi.jp/articles/20170523/ddm/041/040/105000c)

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