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第64回NHK杯2回戦第12局-井山裕太九段vs小林覚九段
10月23日に第64回NHK杯の2回戦第12局が放送されました。
黒番は井山裕太九段(27歳)。
引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000385.htm
大阪府出身。石井邦生九段門下。
日本棋院関西総本部所属。
言わずと知れた囲碁史上初のタイトル7冠ホルダー。
名実ともに現在の日本囲碁界のトップ棋士です。
2016年9月には26世本因坊の名誉称号を名乗る資格を獲得し「本因坊文裕」という号を発表しました。
→井山裕太九段、26世本因坊の永世称号を発表!
※7冠達成までのストーリーはコチラ↓の記事をご覧ください。
●井山裕太、七冠への道『序章』
●井山裕太、七冠への道『第1章・東西決戦』
●井山裕太、七冠への道『第2章・悔し涙』
●井山裕太、七冠への道『第3章・誰もが認める第1人者へ』
●井山裕太、七冠への道『第4章・井山包囲網』
●井山裕太、七冠への道『第5章』
白番は小林覚九段(57歳)。
引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000045.htm
長野県出身。木谷實門下。
棋風は手厚い本格派。
1回戦では彦坂直人九段に勝利しています。
対局の内容
早碁らしく、序盤早々から激しい碁になりました。
白6のハサミに黒7を一本打ってから、黒9~19まで下辺に先行しました。
白は20のマゲから白26・28で左辺を追及していきます。
黒31に白32が好手で、白42・44の出切りから白46の急所に迫られて黒が苦しい戦いです。終局後の「私の一手」で井山九段が反省していましたが、黒31では中央(白30の2路右)に打つくらいだったようです。
白64に打ち込んだ時点では白が打ちやすい局面だったようですが、誤算があったのか黒83までの下辺の戦いで白が大きく失点してしまいます。
その後も競り合いが続きましたが、白は及ばず。最後は時間つなぎの白192に黒193と受けられて1目損をしたところで白番の小林覚九段が投了し、井山裕太九段の中押し勝ちになりました。
勝利した井山裕太九段は、次の対局で余正麒七段とあたります。
■黒:井山裕太 ■白:小林覚
■結果:黒中押し勝ち
来週(10月30日)の放送は
張栩九段と謝依旻六段の対局です。
※※※トーナメント表※※※
Aブロック
Bブロック
参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)
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