スポンサードリンク

第64回NHK杯2回戦第8局-羽根直樹九段vs三村智保九段

9月25日に第64回NHK杯の2回戦第8局が放送されました。

黒番は三村智保九段(47歳)。

引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000223.htm

福岡出身。日本棋院東京本院所属。
藤沢秀行門下。

師匠譲りの手厚い本格派です。

1回戦では依田紀基九段に勝利しています。

第64回NHK杯1回戦第15局-依田紀基段vs三村智保九段



白番は羽根直樹九段(40歳)。

引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000307.htm

三重県出身。日本棋院中部総本部所属。

父親の羽根泰正九段門下です。

若いときには山下敬吾九段、張栩九段、高尾紳路九段と並び『若手四天王』や『平成四天王』などと呼ばれていました。

今までに棋聖、本因坊、天元、碁聖など多くのタイトルを獲得しています。

棋風は、無理をしない穏やかな打ち方と言われていて

戦わずして勝つ方法
本手の打ち方が分かる本
厚い碁の作り方

など、羽根九段の書籍はそのようなコンセプトのものが多くみられます。

対局の内容

序盤、左上のツケヒキ定石で白が手を抜いて変化しました。

そして左下で戦いが始まります。

黒は25とケイマして中央のラインで押し負けないように頑張りました。

しかし白は身を返し、白26で左辺の大場にまわります。

黒は当初の狙い通りに中央を制しにいきますが、白30・32のノゾキからツケコシが黒の形を崩す好手でした。

白58まで、白は形を整えながら黒を分断して満足形です。

上辺で白が稼ぎすぎて中央の大石が危なくなりましたが、コウで見事にシノぐことができました。

その後、数手進みましたが足りないとみた三村九段が投了し、白番の羽根直樹九段の中押し勝ちとなりました。

勝利した羽根直樹九段は、次の対局で山下敬吾九段とあたります。

■黒:三村智保 ■白:羽根直樹
■結果:白中押し勝ち

 

 


来週(10月2日)の放送は
溝上知親九段と村川大介八段の対局です。

※※※トーナメント表※※※

Aブロック
nhk-a1-160913
nhk-a2-160926
Bブロック
nhk-b1-160829
nhk-b2-160919



参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)

スポンサードリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ