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第65回NHK杯1回戦第2局-湯川光久九段vs潘善琪八段

4月9日に第65回NHK杯1回戦第2局が放送されました。

黒番は湯川光久九段(50歳)。

引用:http://kansaikiin.jp/kisi_prof/yukawamitsuhisa.html

大阪府出身。関西棋院所属。

昭和55年に入段して、五段までは毎年昇段。
その後も順調に勝ち星を重ねて、平成7年に九段。

第16期棋聖戦では最高棋士決定戦に出場しています。



白番は潘善琪八段(39歳)。

引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000342.html

台湾出身。日本棋院東京本院所属。

大枝雄介九段門下。

潘坤鈺二段は実の妹。
李沂修七段は弟子。

本因坊戦リーグ、名人戦リーグ入りの経験あり。

対局の内容

■黒:湯川光久 ■白:潘善琪
■結果:白中押し勝ち

 

 

四隅をタスキで小目に打ち合ってスタート。

黒は7から9にトビ、上辺をやんわりと模様にしました。

しかし白10に対して黒11で受けて愚直な進行。

白16の大ゲイマガカリは局面をシンプルにする手です。
黒は上辺を取り、白は隅を取りました。

黒33に白は断点を守らず、右辺のハサミです。

黒37まで中央は黒が厚くなりましたが、白は右辺の形が良いでしょという主張。

さらに白は先手を取り、左下のカカリにまわりました。

黒39のスベリは大きい手で、地だけでなく白の根拠も奪っています。
そこで白は黒53までを利かして補強し、下辺に先着する作戦をとりました。

黒55のコスミに白56と上からいき、戦いが始まりました。

白102まで部分的には一段落。
左上の取りが残りましたが、右下一帯の白模様が立派です。

黒は103と白104を交換してから、右下隅に黒105ツケで手を付けていきました。

黒109の切りから、黒111・113でサバキ形のように見えますが白の強襲が炸裂。

白124のオキで部分的には黒に生きがありません。

黒は125から白の弱点を狙っていきますが手にならず、160手で投了となりました。

勝利した潘善琪八段は、次の対局で一力遼七段とあたります。

次の放送は4月16日、趙治勲九段と蘇耀国九段の対局です。

※※※トーナメント表※※※

Aブロック


Bブロック




参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)

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