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第65回NHK杯1回戦第4局-鶴山淳志七段vs呉柏毅三段

4月23日に第65回NHK杯1回戦第4局が放送されました。

黒番は呉柏毅三段(21歳)。

引用:http://kansaikiin.jp/kisi_prof/uboi.html

台湾出身。関西棋院所属。

名前の読みは「う_ぼい」。

王立誠九段門下。

2014年4月入段、今年で4年目。

2015年から2016年にかけて、19連勝という記録を達成しました。
なお、その連勝には余正麒七段や羽根泰正九段や坂井秀至八段などの一流棋士が含まれています。

さらに2016年9月に行われた第3回ゆうちょ杯では芝野虎丸三段を下して優勝。

いま非常に勢いのある若手棋士の一人です。



白番は鶴山淳志七段(35歳)。

引用:https://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000365.htm

熊本県出身。日本棋院東京本院所属。

数少ない趙治勲九段の門下。

三星火災杯、阿含桐山杯、十段戦で本戦入りの経験あり。

対局の内容

■黒:呉柏毅 ■白:鶴山淳志
■結果:黒中押し勝ち

 

 

黒5は最近本当に増えてきた大ゲイマシマリ。

白8のスベリに黒9で様子見。

白は10のカタツキを打ち黒の受け方を聞きました。
黒が13とスベったので、上辺の価値が低くなったと見て白14のツケを打ちました。

黒は左辺を割ってから、黒27・29と戦いを仕掛けていきました。

白36のキリは受け方を聞いた手。
黒はどう取っても利きが嫌らしいということで、捨てて打つ作戦に出ました。

そして中央から左辺にかけてが難しい戦いになりました。
黒も白も全部を頑張り切ろうとする激しい攻防です。

白64はノゾキを拒否して左辺に分断の狙いを残した手。
対する黒は中央に先着し、左辺は黒71が用意していた手で見事に渡りました。

先手を取った黒は味も良く大きな上辺の押さえにまわりました。

続いて中央の競り合いですが、黒は白92に受けずに左下へ。

白も勢い白94から出切ります。

その後、白118までほぼ一本道。
黒119の切りに白が耐えられるかどうかです。

黒139まで一応フリカワリになりました。
白は中央の黒数子をポロポロと取りましたが、黒は左下から下辺を大きく地にしました。

続いて白は下辺の味を狙いながら右下隅に手をつけていきました。

しかし黒は混戦を避け、味良く黒143の抜きで受けます。
白は右下隅で大きく生きました。

黒が右辺、白が右上隅の大場に打ちヨセに突入です。

白は頑張りますが、残された所は少なく逆転するには至りません。
最後は黒215で白5子が取られてしまい投了となりました。

勝利した呉柏毅三段は、次の対局で本木克弥七段とあたります。

次の放送は4月30日、瀬戸大樹八段と平田智也七段の対局です。

※※※トーナメント表※※※

Aブロック


Bブロック




参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)

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