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第65回NHK杯2回戦第2局-高尾紳路九段vs許家元四段
8月13日に第65回NHK杯2回戦第2局が放送されました。
黒番は許家元四段(19歳)。
引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000451.html
台湾出身。日本棋院東京本院所属。
平成25年の入段から毎年昇段。
将来有望な若手エースの一人です。
1回戦では清成哲也九段に快勝しています。
→第65回NHK杯1回戦第11局-許家元四段vs清成哲也九段
白番は高尾紳路九段(40歳)。
引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000305.htm
千葉県出身。藤沢秀行九段門下。
師匠である藤沢九段に似て手厚い碁を得意としています。
1回戦はシード。
最近には珍しい厚み派であり、近年で井山裕太九段からタイトルを奪った唯一の棋士でもあります。
また公式ブログでは、日々の対局の感想などを記しています。
対局の内容
■黒:許家元 ■白:高尾紳路
■結果:白半勝ち
黒5の小ゲイマシマリ、黒7のコスミは手堅い打ち方。
そこから黒9・11と地にカラくいく方針をとりました。
白32までお互いに形を整え、中央がどちらの勢力圏になるかが争点となります。
黒は33・35から白にプレッシャーをかけつつ右辺から中央にかけてを広げていきました。
対して白は36から右辺を消し、白42の曲がりまで左辺の黒3子を遠くから睨みます。
黒43は地としても白の根拠を奪う意味でも大きなところです。
白44から68まで、黒63と突き抜かれた形は悪形ですが目一杯に働いた形。
戦いは左辺に移ります。
黒69・71から白への攻めをみつつ白模様を消していきます。
上辺の白は102まで活き。
左辺から伸びる一団は、お互いに狙い合う空中戦になりました。
続いて白が118にまわり、白152まで下辺を大きな白地しました。
その後は、右辺の攻め合いの具合をみた差し手争いで難しいヨセが続きます。
途中、白番の高尾九段が時間つなぎを打っていましたが最後は白の半目勝ちとなりました。
勝利した高尾紳路九段は、次の対局で余正麒七段vs金秀俊八段の勝者とあたります。
次の放送は8月20日、趙善津九段と村川大介八段の対局です。
※※※トーナメント表※※※
Aブロック
Bブロック
参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)
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