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【韓国・マキシム杯】李世ドル九段、連勝で優勝!

第17回Maxim杯決勝戦三番勝負(李世ドル九段vs元晟湊九段)の第2局が
5月10日、韓国のソウルで行われました。

ちなみに、韓国の情報を見るとき
漢字で「首尓」と書いてあるのが「ソウル」を表しているようです。

5月3日に行われた第1局では、
李世ドル九段の強さが違う次元にいってしまったような碁でした。

Maxim杯(韓国)決勝戦三番勝負、イ・セドル先勝!

普通に強い

第2局は、

布石は小目小目から大ゲイマジマリ、
白の形は違うけれど、本因坊戦と同じ構え。

小ゲイマにシマるのは、
AlphaGo定石が有力という意味なのでしょうかね。

黒31まで、黒はしっかり地を持ったオーソドックスな形で
下辺の白模様がどうなるかが勝負。

黒が右辺に打ち込んだ戦いは、

一瞬「黒取られ?」という感じになったけれど
様々な利きがあって上辺の黒模様が大きくなりました。

それ以降は、

突入してきた白をじわじわ攻めて
特に劇的なことは起きないまま、黒中押し勝ちになりました。

■黒:李世ドル ■白:元晟湊
■結果:黒中押し勝ち

 

 


この碁は、昔の李昌鎬九段や小林光一九段などのような
「ただただ普通に強い」という感じですね。

AlphaGoの勝ち方もそうでしたが、

飛んだり跳ねたりしないで普通に勝つって
地味だけど、しみじみと強さを感じますね。

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