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【第41期棋聖戦】第1局は河野臨九段の工夫が冴え渡り先勝!

1月14・15日に第41期棋聖戦の挑戦手合七番勝負が行われました。

1日目の記事はコチラ↓
新年最初の七大タイトル戦、第41期棋聖戦七番勝負が開幕!

41期棋聖戦・第1局の内容

■黒:井山裕太 ■白:河野臨
■結果:白中押し勝ち

 

 

初日は38手までというスローペースな進行。

2日目、封じ手は黒39のトビ(?)でした。
白54まで中央の戦いは一段落。

結果を知ってからなので何とでも言えるのですが、若干、白が打ちやすいように感じます。

黒は59から左上隅を荒らしにいき地合のバランスを取ります。

厚くなった白は左辺の黒にちょっかいを出しながら、中央の黒にプレッシャーをかけていきます。

白94のボウシまで白の作戦どおりの展開になりました。
こうなると序盤の白16ブツカリの所に切りが残っていることが白にプラスに働いています。

その後もお互いに厳しい手の応酬になりましたが、井山九段の勘違いか中央の黒が千切れてしまい投了となりました。

これで七番勝負は河野臨九段の先勝です。
井山九段が活躍しすぎるせいで目立っていない河野臨九段にとって幸先の良いスタートになりました。

第2局は1月22・23日に熊本県で行われます。



参考:読売新聞(http://kisei.yomiuri.co.jp/kisei/41st/top_7ban01.htm)

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