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【第55期十段戦】五番勝負:井山九段の勝利で幕開け!

第55期の十段戦五番勝負が3月7日に開幕しました。

タイトルホルダーは井山裕太九段。

挑戦者は若手のエースの1人、余正麒七段です。

余七段は昨年の10・11月に行われた王座戦でも井山九段と挑戦手合を打っています。
王座戦では良い碁を見せながらも井山九段の勝負強さの前に3連敗で終了となってしまいました。

そこから数ヶ月たち前回の雪辱を晴らせるか、注目の五番勝負です。

55期十段戦:第1局

■黒:井山裕太 ■白:余正麒
■結果:黒中押し勝ち

 

 

序盤、黒29まで井山九段が足早に模様を広げます。

白が30のカタツキから模様を消しにいき戦いが始まりました。

なお黒9が一路上の一間ではなく二間なのは、カタツキされたときの幅が二間のほうが良いからと言われています。

黒は白36・38に黒39のハネで受け厳しく攻めにいき、お互い分断し合う難戦になりました。

白86までフリカワリで一段落。

そのあと黒が87にまわり、白92まで中央の黒が良い形になりました。

局後のコメントによると、井山九段はこの時点で手応えを感じていたようです。

しかし、そこからも難しい戦いが続き、上辺の黒の眼がなくなってしました。

最後は右辺からの白と攻め合いになり事なきを得、井山九段の中押し勝ちとなりました。

これで五番勝負は井山九段の先勝でスタートです。

井山九段を相手に惜しい碁が続く余正麒七段。
次こそは一撃入れることができるのか…

注目の第2局は少しあいだが空き3月30日に行われます。



参考:産経ニュース(http://www.sankei.com/life/news/170307/lif1703070016-n1.html)

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