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【第8回応氏杯】最終局でシッカリ勝ち切って唐韋星九段が優勝!!
10月26日、第8回応氏杯世界囲碁選手権の決勝戦五番勝負の最終局が行われました。
朴廷桓九段も唐韋星九段もお互いに白番で2勝ずつあげての第5局です。
1~4局の記事はコチラ↓
【第8回応氏杯】決勝戦五番勝負が開幕!朴廷桓九段が初戦を制す。
【応氏杯-決勝戦第2局】朴廷桓九段、応昌期ルールに泣く…
【応氏杯-決勝戦第3局】朴廷桓九段が難戦を制して優勝にリーチ!
【応氏杯-決勝戦第4局】唐韋星九段、快勝!
応氏杯決勝戦・第5局の内容
■黒:唐韋星 ■白:朴廷桓
■結果:黒5点勝ち
ミニ中国流に構えて右下隅のツケヒキから黒15のツメまで、黒はやりたいように出来た不満のない布石。白はコミが7目半なので、特に反発せずに注文に乗った形です。
右上の白16カカリから戦いが始まりました。
白18・20のツケヒキに黒21と厳しく迫ります。
白は右上隅に手を残しつつ7目の地を持って生きました。しかし右辺の白は薄くなり、中央の黒は厚くなりました。
白は、さらに白56・58と打ち地で頑張ります。
そして白66の切りから上辺の黒模様を消していきます。白100までつながりましたが気持ちの良い形とはいえません。
黒は101のツケで地を得しながら中央の切りを守ります。
その後も戦いは続きましたが、白に大きなチャンスは訪れず黒番の唐韋星九段の5点勝ちになりました。
お互いに白番で勝利してきた流れを打ち破り、唐韋星九段が3勝2敗で第8回応氏杯世界囲碁選手権の優勝を手にしました。
朴廷桓九段は世界ランキング3位、唐韋星九段の世界ランキングは15位です。(GoRatings:2016/10/25)
今回の優勝はなかなかの大金星だったのではないでしょうか。唐韋星九段は23歳、今後のますますの活躍が期待されます。
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