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第65回NHK杯1回戦第16局-苑田勇一九段vs三谷哲也七段

7月16日に第65回NHK杯1回戦第16局が放送されました。

黒番は苑田勇一九段(65歳)。

引用:http://kansaikiin.jp/kisi_prof/sonodayuichi.html

大阪府出身。関西棋院所属。

独自理論を多数展開しており中央志向の碁を得意としていてることから『西の宇宙流』と呼ばれています。

「活きている石の近くは小さい」「美人は追わず」などの例えを用いての指導は多くのアマチュアに愛されています。



白番は三谷哲也七段(31歳)。

引用:http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000383.htm

群馬県出身。日本棋院東京本院所属。
安藤武夫七段門下。

一時期は趙治勲九段の内弟子として修行していたが半年で辞めて、院生の寮を経て安藤武夫七段の内弟子になりました。

平成14年に入段し、若鯉戦の優勝や本因坊戦リーグ入りなど着実に戦績を残してきています。

対局の内容

■黒:苑田勇一 ■白:三谷哲也
■結果:白中押し勝ち

 

 

黒1・5の両高目は珍しい手。

白6に黒7の両ガカリも珍しい手で中央志向です。

黒25までハッキリと地と厚みのワカレになりました。

白26のワリウチは当然の大場。

左下の白30・32から戦いが始まります。

ここまで外回りできた黒ですが、この戦いではサバキ気味にいきました。

白48まで一段落。
黒は地合のバランスを取った形になりました。

続いて黒は49のボウシから右辺の白への攻撃開始です。

白は50と外してサバキにいきます。
黒は51・53や、59・61など各所にモタれて攻めます。

白78まで右辺の白は生き形。
黒は79から87まで中央の白3子を切り離しました。

戦いは終わり、残る大場を打ち合います。
黒127までほぼ形が決まりました。

その後もヨセが続きますが白176で黒が投了。
白番の三谷七段の中押し勝ちになりました。

勝利した三谷哲也七段は、次の対局で伊田篤史八段とあたります。

次の放送は7月23日、内田修平七段と安達利昌四段の対局です。

※※※トーナメント表※※※

Aブロック


Bブロック




参考:NHK杯公式サイト(http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/gotou/)

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