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【41期棋聖戦】第4局:河野臨九段が難戦を制す。

第41期棋聖戦七番勝負の第4局が2月15・16日に行われました。

井山九段2勝、河野九段1勝で迎えた勝負所の第4局です。

初日から積極的に仕掛ける2人。
黒番の河野九段が実利を取り、白番の井山九段が模様を張る展開になりました。

1日目の記事はコチラ↓
【41期棋聖戦】第4局:1日目、外勢vs実利の展開。早くも勝負所到来!

41期棋聖戦・第4局の内容

■黒:河野臨 ■白:井山裕太
■結果:黒中押し勝ち

 

 

封じ手は白56のトビでした。隅を捨てる作戦です。

黒61まで隅を制しました。

白は62で中央にふっくらと模様を張ります。

黒は全部で60目ほどの地があり、白模様のまとまり具合が勝負を分ける局面です。

続いて黒は堂々と右下のカカリから白模様に挑みました。

白90まで右下隅は一段落。

白地が増えましたが、黒は先手で白模様の広がりを防げたので不満はありません。

黒91の構えは、形勢に自信がありそうな一手。
しかし、白92のツケから108まで左下隅がコウになってしまいました。

河野九段は局後コメントで、左下のコウは予定通りではなく失敗だと言っています。

黒129でコウには勝ちましたが、右下がツライ形になり、左上はダメが詰まったせいで攻め合いが白勝ちになっています。

黒143から中央で最後の戦いに突入しました。

上辺と下辺の白石に絡みながら、中央の白一団を攻めていきます。

難しい戦いになりましたが、黒は中央の白を仕留めることに成功したようです。黒179を見て井山九段の投了となりました。

これで七番勝負はお互いに2勝ずつのイーブンになりました。

仕切り直しの第5局は3月1・2日に山梨県で行われます。



参考:読売新聞(http://kisei.yomiuri.co.jp/kisei/41st/top_7ban04.htm)

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